西澤 晋 の 映画日記

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2010年 03月 22日

悲情城市(1989) ☆

f0009381_19105571.jpg監督:ホウ・シャオシェン
脚本:ウー・ニェンツェン/チュー・ティエンウェン
撮影:チェン・ホァイエン
音楽:立川直樹/チャン・ホンイー

出演:トニー・レオン(林文清)/シン・シューフェン(呉寛美)

        *        *        *

予習しないと分らない・・・

この映画は、台湾の歴史に刻まれた2・28事件を浮き彫りにしつつ、当時の時代を生き抜いた船問屋である林家の戦後5年間を語っている。世間的にはヴェネチア国際映画祭金獅子賞ととった「いい映画」ということになっているらしいが、少なくとも私がみた限りではまったく面白くない。予備知識なしで見ると、何が起きているのかさっぱりわからないのだ。

80年代の中盤から後半にかけてのホー・シャオシェンの活躍はめざましかった。そしてなにより『恋恋風塵』のヒロイン、シンシューフェン(辛樹芬)の登場が衝撃的だった。あの輝きを今一度見たくて、もうわくわくして劇場に見入った映画がこれ・・・・・、しかし・・・・、全然面白くない。シン・シューフェンが見られたらそれでいいや・・くらいの気持ちで行ったのだけど、彼女が見られても全然楽しくない。ひたすらだらだらと長いだけ。しかし、結局彼女がスクリーンに登場したのはこれが最後になってしまった。もっともっと活躍して欲しい女優さんだった。

以下、ウィキペディアから時代背景の説明を抜粋した。

<時代背景>
1945年、日本が敗戦した後の台湾は、連合国軍の委託を受け、大陸から蒋介石率いる中国国民党政府の官僚や軍人が進駐し行政を引き継いだ。
当初、多くの本省人(日本が支配していた50年間の間に台湾にいた人)たちは、「祖国復帰」を喜び、大陸から来た国民党政府の官僚や軍人らを港で歓迎した。しかし大陸から来た軍人・官僚は強姦・強盗・殺人を犯す者も多かったが、犯人が罰せられぬことがしばしばあり、もし罰せられる場合でも、犯人の省籍をマスコミ等で報じることは厳しく禁じられた。また、台湾の資材が中国人官僚らによって接収・横領され、上海の国際市場で競売にかけられるに到り、台湾の物価は高騰、インフレによって企業の倒産が相次ぎ、失業も深刻化した。
比較的不正の少なかった日本の統治を体験した台湾人にとって、治安の悪化や役人の著しい腐敗は到底受け入れがたいものであった。

そんな時起きたのが2・28事件
1947年2月27日、台北市で闇タバコを販売していた本省人女性に対し、取締の役人が暴行を加える事件が起きた。これが発端となって、翌2月28日には本省人による市庁舎への抗議デモが行われた。しかし、憲兵隊がこれに発砲、抗争はたちまち台湾全土に広がることとなった。本省人は多くの地域で一時実権を掌握したが、国民党政府は大陸から援軍を派遣し、武力によりこれを徹底的に鎮圧した。本省人はこの事件を台湾大虐殺と呼んでいる。

<あらすじ>
太平洋戦争が終わった1945年8月15日、台湾が51年にわたる日本統治が終了した。
船問屋である林家には4人の息子たちがいた。長男・文雄は店の預かっていた。次男は軍医として南洋に行きかえって来ない。三男の文良は通訳として上海に出ていた。郊外に写真館を開いていた四男の文清(トニー・レオン) は聾唖者であり耳が聞こえない。その写真館には教師である呉寛榮が同居していた。彼の妹・寛美(シン・シューフェン)は看護婦であり、後に文清と結婚することになる。

やがて帰国した三男・文良は精神を害していたが、アヘンの密輸をそそのかされ、それが原因で、幼馴染との抗争に発展、命を落とす。1947年2月27日、台北でヤミ煙草をめぐって本省人と外省人が争う2・28事件が起きる。
文清と寛榮は、臨時戒厳令がしかれた台北にいたが無事帰宅した。しかし台湾省行政長官として赴任している国民党の陳儀将軍は本省人の弾圧を命じ文清も逮捕されるが、聾唖者であるため釈放された。教師であり正義感の強い寛榮は、弾圧を受ける仲間を見捨ててはおけないと、政府に対抗するゲリラに参加する決心をし、文青に妹・寛美を託して山に入っていく。本省人たちは次々に処刑され、文清は、その仲間の遺品を遺族に届ける旅に出る。長男・文雄は、賭博場入りびたっていたが、喧嘩に巻き込まれ拳銃で撃たれて命を落とした。

その数日後、文清と寛美の結婚式が行われ、やがてふたりの間に男の子が生まれた。外省人と戦っていた寛美の兄・寛榮は、大陸から派遣された軍隊により銃殺された。そのことを伝えにきた使者は、文清に逃げるように伝えるが、彼らには行く場所はなかった。文清は、寛美と息子の3人で最後の家族写真を撮った。それから数日後、文清も逮捕され、消息を絶った。
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この映画は、予習してみないとどういう意味なのか分らない。私も映画を見たときは何が起きているのかさっぱりわからず、あとからパンフレットを読んでなんとか事の次第を理解した。

by ssm2438 | 2010-03-22 19:25


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