西澤 晋 の 映画日記

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2011年 02月 27日

からっ風野郎(1960) ☆

f0009381_6355830.jpg監督:増村保造
脚本:菊島隆三/安藤日出男
撮影:村井博
音楽:塚原哲夫

出演:
三島由紀夫 (朝比奈武夫)
若尾文子 (小泉芳江)
川崎敬三 (小泉正一)
船越英二 (愛川進)
志村喬 (平山吾平)

        *        *        *

あの三島由紀夫は映画にもでていた!

さらに、主題歌も自分で作詞、歌っていた。おおおおおおおお!!!???
監督の増村保造は東大法学部時代に三島由紀夫と知り合っていた。それが二人の付き合いのはじまりらしく、その後『音楽』でも三島由紀夫原作の作品を映画化している。しかし・・、増村保造と三島由紀夫が物語りの作り手として、調和するかといわれるとかなり疑問である(苦笑)。

この作品は、三島由紀夫が主演した、一応ヤクザ映画(・・なのかな)。ただ、東映のヤクザ映画のようなまじめさではなく、かなりテイストとしては軽めだ。三島由紀夫のファンで、そのお姿を一度は見ておきたいという人には価値があるかもしれないが、この映画自体はかなりつまらない。
作品の中ではヤクザ同士の抗争のなかで、何人かが死ぬのだが、そこの登場人物には撃たれて死ぬという緊張感はまるでない。ややコメディ振りのヤクザ映画だろう。こういうヤクザ映画を見たい人がいるのかどうかかなり疑問だ。

<あらすじ>
朝比奈武夫(三島由紀夫)は、刑務所のなかでも、反目する新興ヤクザ相良商事の社長相良雄作に命を狙われている。刑期を終えて出てきた武夫の根城は映画館コンパルだった。そこで新しい「もぎり」の芳江(若尾文子)に会った。相良商事とすったもんだがありながらも(かなりほほえましい抗争)、武夫は芳江を抱くようになる。彼女から妊娠したと聞いた時不思議にも武夫は芳江に愛情を感じたのだ。堕ろせといっても芳江はきかない。相良雄作は芳江の兄を監禁して抵抗した。芳江の身に危険を感じた武夫は、九州の田舎へ身をかくすよう勧めた。東京駅へ芳江を送って行った武夫は、生まれてくる子供のための毛糸を買いに、下のデパートに走った。その武夫を一弾が襲った。

by ssm2438 | 2011-02-27 06:36 | 増村保造(1924)


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