西澤 晋 の 映画日記

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2010年 04月 01日

電話で抱きしめて(2000) ☆☆

f0009381_11471394.jpg監督:ダイアン・キートン
脚色:デリア・エフロン/ノーラ・エフロン
撮影:ハワード・アサートン
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー

出演:
メグ・ライアン (次女・イヴァ)
ダイアン・キートン (長女・ジョージア)
リサ・クドロー (三女・マディ)
ウォルター・マッソー (ロウ・モーゼル)

        *        *        *

ウォルター・マッソー老けたなあ・・・

ノーラ・エフロンらしい会話劇だが、もうひとつ盛り上がりに掛けたかな。
やっぱり女性というのは世話をするのが好きな生き物だと思う。先ごろではドラマの中でやたらときびきび働く女性像もみかけるが、やっぱり歳をとってきたとき、女性というのはなにかにつけ、世話をしたがるようになる。世話をするものがなくなると、かなりさびしくなるのだろう。
もちろん、世話をしまくっている時は、けっこうまわりに被害者ぶってるものである。そうしとかないと、自分の価値を認めてもらえないからだ。この映画の主人公イヴは、まさにそんな感じの女性。

監督はダイアン・キートン。過去何回か監督をやっている。『ツインピークス』(TV)のなかでも監督をやった話がある。監督として特に個性があるわけではないが、彼女が付き合ってきた男がウディ・アレンとかウォーレン・ベイティとかなので、監督のやりかたというのは十分分っている人だと思う。

<あらすじ>
イヴ(メグ・ライアン)は3人姉妹の次女。テレビ・プロデューサーの夫ジョーと一人息子ジェシーの世話をやきつつ、イベントやパーティの企画をしながらロスで暮らしている。姉のジョージア(ダイアン・キートン)は女性誌の編集長を務めるバリバリのキャリアウーマン。妹のマディ(リサ・クードロー)はテレビの昼メロの女優。遠く離れて住む3人を結びつけているのは電話でのおしゃべりだけ。
イヴの父(ウォルター・マッソー)はボケが進行しつつある。昔は映画の脚本家としてならした父だが、母と離婚して以来アルコールに溺れ、世間からだんだんと嫌われるオヤジと化していた。しかしイヴの電話番号だけは忘れないらしく、こまったときはイヴを呼び出してなにかと世話をやかせる。
姉のジョージアは雑誌の5周年記念号で大忙しだし、マディは犬をおしつけて恋人と休暇旅行中で見舞いにさえ来ない。ショックとイライラで病室を出たイヴは、駐車場でイラン人の医師オマーのベンツに車をぶつけてしまう。父は病院を抜け出したあげく脳卒中を起こして倒れ、ボケがいっそう進んでいるらしい。
へとへとになって家に戻ってみると、マディから預かった犬は受話器をかじっている。受話器はよだれでべとべと。かかってきた電話はまたもやイベント関連のトラブルだ。電話なんてまるで拷問の道具! とうとうキレてしまったイヴは、家中の電話線を抜いてしまう。

イブの所属する婦人団体がイベントをひらき、そのゲストに姉のジョージアを呼んで公演をしてもらうことになっていたが、ジョージアはそのスピーチのなかで、病気の父をかえりみず仕事をしてきたことを悔やむコメントを出して周囲を涙にさそう。あまりに現実とかけ離れたパフォーマンスについにイブが切れてがなりあいになっていたとき病院から電話。父が意識不明に陥ったらしい。
病院にかけつけると動かない父がベットでねている。

「悲しいのは、父を愛しているせいよ」という妹。
「あなたの寛大さにはいつも嫉妬してたわ」という姉。
いつも父に選ばれたのはイヴでだった。

by ssm2438 | 2010-04-01 04:22 | ノーラ・エフロン(1941)


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