西澤 晋 の 映画日記

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2010年 04月 05日

アウトブレイク(1995) ☆☆

f0009381_0142898.jpg監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:ローレンス・ドゥウォレット/ロバート・ロイ・プール
撮影:ミヒャエル・バルハウス
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演:
ダスティン・ホフマン (サム・ダニエルズ大佐)
レネ・ルッソ (サムの元妻のロビー)
モーガン・フリーマン (フォード准将)
キューバ・グッディング・ジュニア (ソルト少佐)
ドナルド・サザーランド (マクリントック少将)

        *        *        *

後半の軍部の介入がなければもっと面白いものになっていたような気がする。

前半はきわめて緊張感あってよいのだが、後半にはいっても軍幹部がダスティン・ホフマンの行動を邪魔しにはいるくだりからがうざい。ヘリコプターの追いかけっこなんて邪魔だけ。
そもそもドラマというのは、主人公が目的達成に向かって進む中で、それを妨げようとするもの(敵・ライバル・社会的風習・偶然‥など)が存在し、それを主人公が乗り越えていくもの。今回のそれはドナルド・サザーランドだったりするのだけど、どうもこれがあまりに記号的悪役過ぎる。やっぱり細菌モノというのは、それをもらしたらそれだけで危険!というめちゃめちゃハードな緊張感だけで物語が出来るものであり、それだけがんがんおしていったのがかつての栄光『アンドロメダ・・・』。あの全編みなぎる緊張感はとてもここちよいのだけど、あまりにもアホな適役を設定してしまい、本来地味な緊張感の連続で撮られるべき細菌モノを、エンタメ系にふろうとしたことが根本的な間違いだったようなきがする。
とはいえ、全体的にはまあ、普通にみられる映画にはなっているとは思うが・・・、やはり出だしが良かっただけにちょっともったいないまとまりだったかな。

<あらすじ>
アフリカの小さな村で未知のウイルスに感染した人々が死亡していく事件がおきた。現地調査のために米国陸軍伝染病医学研究所の軍医であるサム・ダニエルズ大佐(ダスティン・ホフマン)は現地に派遣された。彼はウイルスがアメリカにまで広がる恐れがあると判断し、警戒態勢を敷くように進言する。しかしフォ軍部は村を空爆で焼き払い、サムにこの病原菌の研究をやめるよう命令する。

そのころ、カリフォルニア州のシーダー・クリークという町でも同じ症状の伝染病が発生しはじめた。そこでは民間の研究機関である疫病管理予防センターの人々が患者の治療と、その対策に追われていた。その中にはサムの別れた妻のロビー(レネ・ルッソ)もいた。軍の命令を無視してシーダー・クリークにはいったサムは、ロビーと共にウイルスの研究と患者の治療にあたる。
そのウィルスはモタバ・ウイルスと呼ばれ、60年代に米国陸軍アフリカでの局地戦の際に発見したものだった。その時、陸軍幹部マクリントック少将(ドナルド・サザーランド)によって採取され、生物兵器として使用するためにひそかに保管されていたのだ。しかし、ウイルスは突然変異を遂げており、猿を回復させた血清は人間には効かなかった。かくして彼らは、新しいウイルスに効く血清を手に入れなければならなくなってしまった。

サムはウイルスをもたらした“宿主”がアフリカで密猟された猿であることを突き止める。そのサルはウイルスに感染しているが、体内に抗体をもっているため死なないらしい。そのサルの血液から血清を作り出せば、このウイルスに感染した人々を救うことが出来る。そんな時、ロビーが誤ってウイルスに感染する。一刻の猶予もない。サムは、部下のソルト少佐(キューバ・グッディング・ジュニア)と共にその猿の足取りをおい、捕獲に向かう。
その頃、マクリントック少将は生物兵器の事実を隠すためシーダー・クリークの町を焼き払おうと画策していた。猿を捕獲しサムたちは、マクリントック少将の指揮する攻撃ヘリの追撃をかわし研究所にたどりつき、しび猿から血清をつくりロビーに注射する。ロビーは生還した。マクリントリックを逮捕され、血清は大量に合成され、感染者たちは快方に向かった。

by ssm2438 | 2010-04-05 00:15


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