西澤 晋 の 映画日記

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2010年 04月 06日

ミラグロ/奇跡の地(1988) ☆☆

f0009381_8264675.jpg監督:ロバート・レッドフォード
脚本:ジョン・ニコルズ/デヴィッド・S・ウォード
撮影:ロビー・グリーンバーグ
音楽:デイヴ・グルーシン

出演:
チック・ヴェネ一ラ (ホセ)
ルーベン・ブラデス (保安官ベルナール)
ソニア・ブラガ (自動車修理店の女主人ルビー)
リチャード・ブラッドフォード (ラッド・ディヴァイン)
クリストファー・ウォーケン (州警察官キリル)

自然との一体化を説くレッドフォード節元年の映画

1980年のアカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞に輝いた『普通の人々』以来、8年間の沈黙を破って公開されたロバート・レッドフォードの監督2作目。『普通の人々』でその繊細な演出に見せられてしまい、今度レッドフォードの監督作品があったらかならず見に行くぞ!と意気込んでいて、念願かなってやっとこさ見に行ったのがこの『ミラグロ』。・・・しかし、これは・・・まったくつまんないわけではないが、地味にいただけなかったなあ。
のちの作品にみるレッドフォードの「自然との一体」スピリットが描かれていたが・・、そこそこ感動はしたものの、理性で感動したことにした映画だったかな。なんといいましょうか・・、感動するつもりになってみたら、なんとか頑張って感動したことにした・・というような感じ。今にしておもえば、この映画に関してはレッドフォードのごり押しがつよかったのかもしれない。
映画監督ロバート・レッドフォードファンの私としては、ちょっと残念な一作だった。

ただ、描こうとしていることはきわめてまっとうで、人間社会のルールに従って行われたことでも、それが自然の成り行きに対して違和感がある場合は、このミラグルという土地はささやかんミラクルを起こして、自然の成り行きを優先させていく・・、そんなお話だと解釈していいんじゃないかな。

<あらすじ>
ディヴァイン(リチャード・ブラッドフォード)率いる土地開発業者がレジャーランド建設のためにのりこんできたニューメキシコ州の小さな町ミラグロ。仕事の口が見つからないホセ(チック・ヴェネ一ラ)が、ディヴァイン社の許可なく小川の水を無断で自分の土地に引き込み、畑を耕し始めたことから村はちょっとした騒ぎになる。
長年荒れ果てていたその土地だが、水を引き込んだことによって生き返った。これは明らかに法律上は違法なのだが、土地が潤っていくことが悪なのか? そういったところがこの映画のポイントになってい来る。

ホセの従兄で保安官のベルナール(ルーベン・ブラデス)や自動車修理店の女主人ルビー(ソニア・ブラガ)は彼をサポートしていく。しかし冷酷無比に開発を進める企業は州警察官キリル・モンタナ(クリストファー・ウォーケン)を町にむかわせ、住民の反対運動や人種問題を考慮しつつも、次第にホセを窮地に追い込んでゆ。そんなある日、隣に住む老人アマランテ(カルロス・リケルメ)の飼っているブタが細を荒らしているのを見て、ホセは思わずそのブタを撃ってしまう。それを怒ったアマランテが発砲しながらホセに近づくと、ホセは恐怖と驚きのあまりアマランテを撃ってしまう。周囲にいた人々は、彼を病院に運ぶとともにホセに逃げるよう言う。山岳地帯に逃げ込むホセを追いつめるキリル。幸いアマランテも一命をとりとめ、弁護士チャーリー・ブルーム(ジョン・ハード)の尽力により、ホセの身にも安全が保障される。

by ssm2438 | 2010-04-06 08:28 | R・レッドフォード(1936)


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