西澤 晋 の 映画日記

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2010年 04月 09日

ブラックブック(2006) ☆☆☆

f0009381_13364579.jpg監督:ポール・ヴァーホーヴェン
脚本:ジェラルド・ソエトマン/ポール・ヴァーホーヴェン
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽:アン・ダッドリー

出演:
カリス・ファン・ハウテン (ラヘル/エリス)
セバスチャン・コッホ (ルドウィグ・ムンツェ)
トム・ホフマン (ハンス・アッカーマン)

        *        *        *

おおおお・・・、ポール・ヴァーホーヴェンが予算を使いまくって、戦争大河ドラマを撮っている!

・・・しかし、これが予想以上に面白いかった。・ヴァーホーヴェン、こういう大河ドラマ系も撮れるのですね。波乱万丈、二転三転、戦時下を舞台にした良質のサスペンスにしあがってます。おもいっきり期待をうらぎられました。

第二次世界大戦といえば、ドイツが敵で、イタリアが国内二分してどっちつかず(一応政権政党はナチと同盟を結んでいたが)、あとドイツに占領されたポーランドとフランス。ドーバーはさんで戦っているイギリス・・というイメージだが、そうですよね、オランダも連合軍側ですよね。当然フランスへいく道すがらなので、当時のオランダもドイツに占領されている。ただ、なかなか歴史の教科書に当時のオランダの状況を書いたものがあまりないので、ほとんど知らない状態でみ見たのだが、やっぱりフランスと同じようにレジスタンス活動も盛んだったのですね。本編のなかでも出てきますが、ユダヤ人よりもオランダ人のいのちのほうが大事だ!ってのが実に良かった。ああ、オランダの戦争物語なんだって刻み込まれました。

主人公の女性を演じるカリス・ファン・ハウテンがやっぱり目をひく。さすがにスパイとなってるときにあのどぎつい金髪はちょっといただけなかったが、それでも、ヌードはサービスしてくれるし、糞尿はぶっかっけられちゃうし、この映画で彼女の名前覚えましたよ。実はこのあと『ワルキューレ』にも出ているらしい。

<あらすじ>
1944年9月、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。かつて歌手だったユダヤ系オランダ人の女性ラヘル(カリス・ファン・ハウテン)はキリスト教を信仰する見返りに、良識あるドイツ人達に食料と隠れ家を与えられひっそりと暮らしていた。ある日、ラヘルが湖に出かけている時に、爆撃機の爆弾が隠れ家を直撃。宿を失ったラヘルはオランダ人青年ロブ(ミヒル・ホイスマン)のところに身を寄せるが、そこにレジスタンスのファン・ハイン(ピーター・ブロック)がたずねてくる。彼は、ユダヤ人たいとを、既に連合軍によって解放されているオランダ南部への脱出を手引きすると約束する。船着場で離れ離れになっていたラヘルの両親や弟のマックスとも再会。一向は出向するが、その前に突然ドイツ軍の船が現れ銃弾の雨をふらす。両親や弟、そしてロブも殺され、川に飛び込んだラヘルだけが生き残る。レジスタンスに協力する農民に助けられたラヘルは、ユダヤ人だと分かる名前を捨て、髪を染め、“エリス・デ・フリース”として、レジスタンス活動に身を投じていく。ドイツ軍ムンツェ大尉(ルドウィグ・ムンツェ)の秘書として仕事につき、彼の愛人になることに成功する。だが憎むべき敵であるはずのムンツェの優しさに触れ、彼女は次第に彼を愛するようになってしまう。一方隠しマイクをしかけるなど、健気にレジスタンス活動をするエリスだが、レジスタンスの活動はドイツ軍にもれていた。ドイツ軍に囚われた仲間たちを救出しようと画策するレジスタンスたちだが、救出にいってみれば、ドイツ兵たちがまちかまえていた。ドイツ側に寝返ったという濡れ衣エリスに着せられてしまうエリス。
やがてドイツが降伏しオランダからドイツ軍が去ると、ドイツ軍に媚をうっていた男や、娼婦たちはなぶりものにされていく。レジスタンスにつかまったエリスもその中のひとりであり、、独房にいられられ、裸にされ、糞尿をびびせられる。解放されたエリスは、総ての秘密を書かれていた黒い手帳から、密告者はだれなのか特定していくのだった。

by ssm2438 | 2010-04-09 13:38


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