西澤 晋 の 映画日記

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2010年 04月 12日

助太刀屋助六(2001) ☆

f0009381_1231886.jpg監督:岡本喜八
脚本:岡本喜八
撮影:加藤雄大
音楽:山下洋輔

出演:
真田広之 (助太刀屋助六)
鈴木京香 (お仙)
岸部一徳 (榊原織部)
仲代達矢 (片倉梅太郎)

        *        *        *

うむむむむむ・・・・これ、面白いのかあ???

コメディ仕立ての時代劇で一応「痛快時代劇」という枠組みなのかもしれないがこの映画、舞台でやったら少しは見らるのかもしれないが、私には全然面白さが伝わってこなかった。「こういうもんなんだ」という前提で、楽しめる人だけに楽しめる映画かな・・・。
たとえば、子供向けの戦隊ものとか、仮面ライダーとか、ウルトラマンとか、「これはこういうものだんだ」って理解したうえでその中のあるところは「面白い!」って思える人ならいいのだけど、一般的にみると、どうにもちゃちいぞって思ってしまう人には、やっぱりただのお子様向けのテレビドラマでしかないということはよくあることで、この映画も、「喜八の映画はこういうものだんだ」って理解してみると少しは楽しめるかもしれないのだけど、それがない人にはダメみたい。

とにかく、私にしてみれば「死んでいるのか死んでいないのか、よくわからない」というのが問題だった。斬られた男がどうやら死んでいるらしいのだが、特にちがでてるわけでもなく、服が切れているわけでもなく、いわゆる『水戸黄門』的な斬られ方で「死んでいる」という記号になっているみたいだが、これじゃあ、まだ死なないだろう・・」って思ってるにもかかわらず、物語の中では死んでいることになってしまうので、死ぬシーンの意味合いがきわめて薄い。もっともこんな映画なのでそんな血しぶきどばああああああって出す必要はないのだが、見てる人に「ああ、これだったら死んだと理解してあげてもいいだろう」って思わせてくれる演出ってのはあるんじゃないだろうか。
おまけに最後、火縄銃で撃たれて死んでるはずの助六からはどこにも血が出てないし、どうみても寝てるだけにしかみえないけど、今までの流れだとこれは「死んだこというふうに解釈してあげないといけないのかな」無理やり思い込む努力はするのだけど、ドラマの流れを考えるとどうせ生きてるのだろうって思ってしまう。そんなときでも、映像として「確実に死んでる」って説得できないままドラマが進むので実にうむむむむむ~~~~~~なのである。結局最初から最後まで、ドラマに入りきれないまま終劇となってしまった。

<あらすじ>
助太刀マニアの助六(真田広之)が久しぶりに故郷の宿場町へ戻ってみると、もうすぐ仇討ちがあると言う。兄の仇を討とうとしているのは脇屋新九郎と妻木涌之助。だが、既に助太刀舞台はそろっており、助六の助太刀は必要としていないらしい。自分の出番がないと知り、昔なじみの棺桶屋に向かった助六は、そこで元八州廻りの役人・片倉梅太郎という侍(仲代達矢)に出会う。彼こそが今回のあだ討ちの敵役であるらしい。
仇討ちの検分役、関八州取締出役・榊原織部(岸部一徳)が到着し、いよいよ仇討ちが始まり、片倉は斬られ仇討ちは終わる。ところがこの侍、実は助六の父親だったのである。そのことを棺桶屋から聞かされた助六は、父親の仇討ちをと思うのであったが、又敵は御法度。そこで、父親の位牌に助太刀を頼まれたということにして、織部たちをどたばたコメディ展開しながら斬っていく助六であったとさ。

by ssm2438 | 2010-04-12 12:05


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