西澤 晋 の 映画日記

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2009年 10月 01日

アタメ(1989) ☆

f0009381_22185151.jpg監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:ペドロ・アルモドバル
撮影:ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:
ヴィクトリア・アブリル (マリーナ)
アントニオ・バンデラス (リッキー)

        *        *        *

スペインの鬼才と呼ばれるアルモドバルだが・・私には単に下手なだけに見える・・・

というか、どうもアルモドバルに限らず、スペイン映画というのになかなかアタリが見当たらない。アナ・トレントものも見たがあれも今ひとつヒットしないし、昔(既にタイトルも忘れてしまったが)みたなんかの賞をとったスペイン映画をみても全然心にヒットしない。この『アタメ』はどうかな??って見てみたが、やっぱりダメだった。スペインの映画作りの作風と私が求めるものがどうにも合わないのかな・・と最近思い始めた。
物語の中でおこっているイベントがどうにも感情移入できないのである。その感情移入できないまま、あたふたと物語が進むのでぜんぜん面白いとおもわない。たいたい女の子を監禁するという話は、男なら誰でもそれなりにそそるものがありそうなものだが、この映画はそのシチュエーションにもかかわらずハマるポイントがない。

この映画の主人公のアントニオ・バンデラスは、食事と休息のために精神病院に入院しては、追い出されるというもの。この時点で普通ではない。主人公が異常すぎる。もっともアルモドバルにしてみれば、多少無理の効くキャラクターということでこうしてるのかもしれないが、人間的にまったく生産性を感じないし、こんな男に惚れる女はいそうにないが・・、それでは映画にならないので一応でてくる。しかしもうこの男の設定段階であまりも虚偽的すぎるので、どうにも物語りにはいれないのだ。
そんなアントニオ・バンデラスが、「まじめな生活をしよう」と決意し、結婚することにする。しかし結婚などというものは相手がいてはじめてできるわけで、それを一回“H”をしてお近づきになったことのある娼婦を追い回す。その娼婦を監禁し、外に出かけるときは彼女を縛るのだが、そのほかのときはとっても優しい。でも、どうみても女が好きになろうはずのないキャラターだ。しかしこの女がなぜかしらこんな男をすきになっていく。どうみてもダメ男のはかない夢を映像化したような映画で、とことんつまらない。

相手の女性はヴィクトリア・アブリルという役者さんだが、ベッピンさん路線ではないが、そこそこ愛嬌のある感じ。ロザナ・アークエット的かな、顔の作りがミスバランスなんだけど、なんだか可愛い。

ビデオ発売時のタイトルは『アタメ/私をしばって!』ということになっている。

by ssm2438 | 2009-10-01 22:15


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