西澤 晋 の 映画日記

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2009年 05月 01日

有楽町で逢いましょう(1958) ☆

f0009381_2022226.jpg監督:島耕二
脚本:笠原良三
撮影:秋野友宏
音楽:大森盛太郎

出演:
京マチ子 (小柳亜矢)
菅原謙二 (篠原練太郎)
川口浩 (小柳武志)
野添ひとみ (篠原加奈)

      *       *       *

京マチコが・・・デブ。よくこれでヒロインに抜擢されたなあ。

物語りも実に平板な展開で、それぞれの感情の対立が「なんでそんなことに反対してるん???」って感じで、まったく根拠なくみえてしまう。で、それまで弟とその彼女の交際をみとめなかった姉も、最後もあっさり説き伏せられてしまうし、その説得もまったく深みがない台詞だし・・。
川口浩野添ひとみが出てるとなるとどうしても増村保造の『くちづけ』を思い出してしまう。しかし今回の二人は脇役で、主役のふたりは京マチコ菅原謙二。しかし、京マチコがあまり美しくなく、デブなのでどうしてもそちらのドラマは興ざめ。じゃあ、川口浩と野添ひとみのドラマはというと、こちらも脇役キャラなのでドラマらしいドラマもなく、ふたりが出会いました、仲良くなりました、結婚したいんだけど・・というかなり安直な展開。
増村保造が監督だったらなあ・・って思ってしまう。そしたらこのての話はポンポンポーンとテンポよく作ってくれたのに・・・。

しかし、当時の有楽町はなんか・・・、汚いビルがおおかったのだなあ。どれもばっちく薄よごれたようなビルでどうみてもお洒落にはみえない(苦笑)。そのなかにあって、今はなく当時の有楽町のそごうデパートはやたらときらびやかな雰囲気。このそごうデパートが当時のお洒落スポットだったのだろうな。
この映画は1958年公開なので、まだ新幹線もなかった時代。もちろん携帯もない時代であり、待ち合わせの場所に遅れて来る彼女というだけで、いろいろドラマを生んでくれるが、これもそのひとつ。

あらすじ>
フランス帰りの新進デザイナー小柳亜矢(京マチコ)は、両親に先立たれてからは、デザイナーとして働きながら弟・武士(川口浩)を大学に通わせていた。さすがに稼ぎは良いらしく、ジリ貧状態で働いて弟を大学にかよわせているというようは悲壮感はまったくない。しかし、弟・武士にとっては、財布を握られている逆らいづらい存在でもある。
ある日亜矢の店に、篠原加奈(野添ひとみ)という女子大生が訪れた。亜矢がデザインの服を兄に散々酷評されたので仕立直してほしいというのだ。亜矢は不在で、ちょうど居合せた亜矢の弟・武士は、「どれでも好きなのをもってゆけよ」と加奈に言ってしまい、二人は仲良くなってしまう。ところがこれを知った亜矢はカンカンになり、加奈の兄のところに押しかけたが、意外にも兄とは練太郎(菅原謙二)のことだった。亜矢と錬太郎は、かつて何度か顔をあわせていたのだが、世間でもてはやされている亜矢のことなど意に介さない態度に少々腹をたてていた。そして今回の自分がデザインした服を酷評され、二人の関係はなかなか穏やかではない。
しかし、加奈と武志はどんどん仲良くなり、結婚を考えるようになる。もちろん亜矢は反対。
大学もやめ、働いて、加奈と一緒にやっていこうと決めた武士は、置手紙をのこして家を出た。しかし有楽町で加奈と合い、その後は大阪の乳母のところにいって仕事を探すはずだった。しかし不運なことに加奈とは行きちがい。なにも語れないまま加奈を東京に残して独り大阪に旅立つ武士。
弟の所在を探し出し大阪にやって来た亜矢は、たまたま大阪に出張にきていた錬太郎と一緒になり、ふたりして乳母の家に出向き、武士を発見。練太郎、の説得により加奈と武志の結婚を許し、武士の家で騒動は一見落着、亜矢も錬太郎といい感じになっていくのであった。

by ssm2438 | 2009-05-01 20:22


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