西澤 晋 の 映画日記

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2010年 05月 04日

オリエント急行殺人事件(1974) ☆☆

f0009381_10242160.jpg監督:シドニー・ルメット
原作:アガサ・クリスティ
脚本:ポール・デーン
撮影:ジェフリー・アンスワース
音楽:リチャード・ロドニー・ベネット

出演:
アルバート・フィニー (エルキュール・ポアロ)
ジャクリーン・ビセット (エレナ・アンドレニイ伯爵夫人)
アンソニー・パーキンス (ヘクター・マックイーン)
マイケル・ヨーク (ルドルフ・アンドレニイ伯爵)
ローレン・バコール (ハリエット・ベリンダ・ハバード夫人)
イングリッド・バーグマン (グレタ・オルソン)
ショーン・コネリー (アーバスノット大佐)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ (メアリー・デベナム)

        *        *        *

ミステリー作品のセオリーを逆手にとった犯人仕立ての妙技。

アガサ・クリスティの映画は推理小説のセオリーを逆手にとった犯人設定めだつ。このあとつい繰られる『ナイル殺人事件』では、もっとも犯人らしい人と描きつつ、実はそれはダミーだろうなあと思わせておいて、実はその人物が犯人だったという、これまたミステリー小説のセオリーを知っている人を欺く手段を講じていた。そしてこの作品では、犯人かもしれないという人物を多数用意しておき、実はその全員が犯人だった・・という、これまインチキくさい犯人設定をやってのけている。
まあ、サスペンスなんてものは所詮段取りが分ればあとは面白くもなんともないので、この映画も例外とはならず、犯人さがしだけしか見るところが泣く、人間ドラマをほとんど感じさせない映画だった。2度見る気にさせてくれないなあ。

<あらすじ>
1930年、ニューヨーク、ロングアイランドに住む大富豪アームストロング家の3歳になる一人娘が誘拐され、20万ドルという巨額の身代金が犯人に支払われたにもかかわらず、幼児は死体となって発見された。ショックで夫人も亡くなり、アームストロング自身もピストル自殺を遂げる。容疑者は捕まるが、証拠不十分で釈放される。
それから5年後。中近東イランの首都イスタンブール駅からパリに向かうオリエント急行の車内でアメリカ人の億万長者ラチェットが、刃物で身体中を刺されて死んいるのが発見された。前夜から降り続いていた雪で線路が埋まり、立往生して時に起きたときに起きた事件だった。たまたまこの列車にのりあわせていた名探偵エルキュール・ポワロ(アルバート・フィニー)が事件の真相をあばいていく。
関係者を尋問していくポワロ。十二人の容疑者はまったく関係ないようにみえたが、彼らはみなアームストロング家に関係を持っている人たちであり、5年前の誘拐殺人事件の時にころされた少女の家庭教師や、その夫妻の家族、当時容疑をかけらて自殺した使用人の家族たちだった。彼らは犯人である男をみつけだし、全員で結託し、その男を殺したのだった。

by ssm2438 | 2010-05-04 10:25 | シドニー・ルメット(1924)


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