西澤 晋 の 映画日記

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2010年 05月 06日

ショーシャンクの空に(1994) ☆☆☆

f0009381_2314873.jpg監督:フランク・ダラボン
原作:スティーヴン・キング
脚本:フランク・ダラボン
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:トーマス・ニューマン

出演:
ティム・ロビンス (アンディ)
モーガン・フリーマン (レッド)
ボブ・ガントン (ノートン所長)
ギル・ベローズトミー・ウィリアムズ

        *        *        *

フィクションすぎる映画・・・

世間ではやたらと評価が高いのだけど・・・、どうも個人的にはもうひとつだった。なんでこの映画がイマイチなんだろうと考えると、どうも「フィクションすぎる」ところがネックなのかなって思った。いわゆる感動する作品というのは、どこか自分とキャラクターがダブり、そんな状況のなかで物語に感動すると同時に、それを自分のことのように感動できるものだ。しかし、映画の中で行われていることは所詮フィクションなので、それを自分の出来事として理解するためには、イベント的な共通点か、法則的な共通点が必要になってくる。ほとんどの映画はフィクションなのでイベント的な共通点はあまりないのだがが、映画のなかで語られている出来事と、自分の世界の出来事で同じような法則を見出すことが出来れば、それは自分の出来事として共有できるようになっているようだ。
しかし・・・、この映画はそれがないのだと思う。ひたすらスティーブン・キングが創造した予想と覆しながら展開し、見ている人の期待を裏切りながら展開し、最後になんとかハッピーエンドにもってくる、その構成術を見せられているだけの映画で、それ以上のものではないような気がする。
ただ、その構成術と語りは上手い。

余談だが、『アリー・マイラブ』のビリーことギル・ベローズがチンピラ役ででてきてるのが嬉しい。

<あらすじ>
1947年、妻とその不倫相手の男を殺した罪により、ショーシャンク刑務所におくれてきたアンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)。彼は無実の罪でこの刑務所にいれらた一見やわな男にみえたが、彼の精神は死んではいなかった。囚人たちの嫌がらせに耐え、性的欲求の対象にされながらも身を守り、、その一方で“調達係”のレッド(モーガン・フリーマン)にロックハンマーを注文し、ひそかに独房の壁に穴を掘り始める。

2年が過ぎた。シャバでは銀行員だったアンディは、屋根の修理作業に駆り出された時、監視役の刑務主任の遺産相続問題の愚痴をきき、その解決策を助言する。ノートン所長(ボブ・ガントン)はアンディを図書係に回すが、これは看守たちの資産運用や税金対策の書類作成をやらせるためだった。アンディは徐々に自分の存在価値を勝ち取っていく。やがてノートン所長は、囚人たちの野外奉仕計画を利用して、地元の土建業者たちからワイロを手に入れ、アンディにその金を“洗濯”させていた。
アンディが入所してから18年がたっていたある日、ケチなコソ泥で入所したトミー(ギル・ベロウズ)が、以前いた刑務所で同じ房にいた男が「アンディの妻と浮気相手を殺した真犯人は俺だ」と話したと言う。アンディは20年目にやって来た無罪証明の機会に色めきたつ。しかし、賄賂の不正処理をアンディにやらせていたノートンは彼を外に出すわけには行かなかった。トミーを脱獄者に仕立て上げ彼をトミーを看守に撃ち殺させ、アンディの再審への夢を消した。
夢を失ったアンディは廃人のようになっていた。誰もがアンディは自殺するのではないかと思っていたある日、彼は点呼になっても独房から出て来ない。もしかしたら自殺したのでは・・?と誰もが考えた。しかし、その独房の中には死体もなにも、アンディの姿はなかった。壁にはられたラクエル・ウェルチのポスターの向こうには深い穴がのびていた。アンディはあのハンマーで20年間かかって穴を堀り、嵐の晩に脱獄に成功したのだ。

by ssm2438 | 2010-05-06 23:02


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