西澤 晋 の 映画日記

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2010年 05月 15日

鬼平犯科帳(1995) ☆☆

f0009381_1923100.jpg監督:小野田嘉幹
原作:池波正太郎「鬼平犯科帳」
脚色:野上龍雄
撮影:伊佐山巌
音楽:津島利章

出演:
中村吉右衛門 (長谷川平蔵)
岩下志麻 (荒神のお豊)
藤田まこと (白子の菊右衛門)
蟹江敬三(小房の粂八)
梶芽衣子 (おまさ)
世良公則 (狐火の勇五郎)

        *        *        *

親も要らねば主も要らぬ、お前さえいればいい。

テレビシリーズが人気をはくし、同じスタッフでつられたこの映画。今ひとつ志麻姐さんの鬼平に対抗するモチベーションが理解できなかったかなあ。「ちょっとなにかがあった仲」程度にしか語られていないので、そこまで復讐心をもって、関係のない人たちを殺してまでやることなのかなあと・・、ちと疑問。悪行に説得力がないのがこの映画の最大の欠点だろう。しかし、昔恋仲であった男の息子を床にさそい、恋の呪文(上記)を耳元でささやかせ、その言葉を聴くとかつての想いが噴出してきて鬼平の息子をむさぼる志麻姐さんの図・・はなんだか感動したぞ!

『鬼平犯科帳』に関しては素人の私、この映画ではじめておまさ(梶芽衣子)の背景が判った。それらしいことは薄々語られていたのだけど、これでやっとこさ、ああ、そうだったのか・・って理解した。しかし、このころの梶芽衣子はいい。この人は、実はけっこう好きな役者さんなのだけど、でも、実は日本髪はあまり似合ってはいない(苦笑)。梶芽衣子が最後に好きだったのは『動脈列島』だったかな。

<あらすじ>
鬼の平蔵(中村吉右衛門)の異名を持つ彼の前に狐火を名乗る盗賊が現れる。罪もない人々を惨殺して火を放つその盗賊は、しかし本物の狐火・勇五郎(世良正則)ではなく、彼の異母弟の文吉であった。勇五郎は文吉を成敗するために弟をおって江戸にきていたのだった。
しかし、その勇五郎とおまさ(梶芽衣子)昔恋仲であった。江戸に現れた勇五郎をかばうために情に流されたおまさを一喝する平蔵。その夜、勇五郎とおまさを泳がせて文吉一味を捕まえる平蔵。
文吉のバックには大阪一帯を牛耳る大盗賊・白子の菊右衛門(藤田まこと)がいた。江戸をその手中に収めたいと考える彼は、江戸の荒神のお豊(岩下志麻)に接近し、共謀して平蔵の失脚を狙う。菊右衛門は刺客たちを擁して平蔵暗殺を企てるが失敗。一方お豊は、平蔵の一人息子・辰蔵を肉体で誘惑し、人質にとる手はずをたてていた。しかし、辰蔵は平蔵に一喝され江戸をでる。これによりお豊の切り札をうしなってしま。
そんな折、勇五郎を流行り病で亡くしたおまさが、菊右衛門とお豊の情報を持って江戸に戻って来た。全てを知った平蔵は菊右衛門の手下の作戦の裏をかき、一味を倒すことに成功する。大阪の菊右衛門はその知らせを聞いて江戸進出を諦め、お豊も平蔵自らの手によって御用となるのだった。

by ssm2438 | 2010-05-15 01:10


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