西澤 晋 の 映画日記

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2010年 05月 23日

背信の日々(1988) ☆

f0009381_15494588.jpg監督:コンスタンティン・コスタ=ガヴラス
脚本:ジョー・エスターハス
撮影:パトリック・ブロシェ
音楽:ビル・コンティ

出演:
デブラ・ウィンガー (キャサリン・ウィーヴァーFBI捜査官)
トム・ベレンジャー (ゲイリー・シモンズ)

        *        *        *

コスタ=ガブラスの魅力をダメにしたのはジョー・エスターハスだ! めっ!

ひさびさのコスタ=ガブラスの映画だというのでわくわくして劇場に足を運んだら一気に落胆してしまったのがこの作品。当時その理由は判らなかったが、製作総指揮・脚本にジョー・エスターハスの名前をみつけてその理由が判った(苦笑)。
確かにアメリカ資本でコスタ=ガブラスが映画をとるようになってからというもの、面白さは半減してきているのだ。それでも前作の『ミッシング』はまだコスタ=ガブラスらしさがでていた。しかし、この『背信の日々』はけちょんけちょんにいただけない。なんでコスタ=ガブラスの映画がこんなFBI捜査官とKKK(クー・クラックス・クラン)のメンバーとの昼メロドラマにしなきゃあならんのだ!? 白人至上主義団体の犯罪をコスタ=ガブラスに撮らせるという発想は素晴らしいが、ふくらませる方向が明らかにまちがってる。ジョー・エスターハスの罪は重い!

<あらすじ>
ラジオの過激なトーク番組の司会者クラウスが射殺され、彼の車に “ZOG"となぐり書きさる事件がおきた。FBIは、白人至上主義者の犯行と考え、秘密捜査官キャサリン・ウィーヴァー(デブラ・ウィンガー)をその団体のなかに送り込む。
季節労働者としてネブラスカの小麦畑にやってきたケイティ(実はキャサリン・ウィーヴァー)は、その土地のゲイリー・シモンズ(トム・ベレンジャー)と出会い親しくなっていく。彼はヴェトナム戦争の英雄で、古き良き典型的なアメリカ人という暖みをもつ男性だった。彼を愛するようになってしまったキャサリンだが、少しづつゲイリーの価値観が明らかになってくる。ゲイリーは真夜中の黒人ハンティングに参加し、そして幼い彼の子供たちにまで黒人やユダヤ人に対する憎しみを教え込んでいた。
行きがかりで銀行襲撃の仲間となり信頼感の増したキャサリンに、ゲイリーはプロポーズし、これから行う暗段計画の全容と彼の前妻の殺人事件を告白するのだった。ところが暗殺決行の夜、ゲイリーはキャサリンの正体を知ってしまう。FBIに連絡する方法もないままゲリーと共に建設中のビルに入ったケイティは、ライフルを取り出し向かいのビルに狙いを定めた彼が自分の正体を知ったことをさとり、ゲイリを射殺する。暗殺計画は未遂に終わった。
心にわだかまりを抱くキャサリンはFBIを辞職し、今や唯一彼女を理解してくれるあどけないレイチェルの待つネブラスカの小麦畑へと向かうのだった。

by ssm2438 | 2010-05-23 15:50


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