監督:エリック・ブレヴィグ
原作:ジュール・ヴェルヌ『地底旅行』
脚本:マイケル・ウェイス
ジェニファー・フラケット
マーク・レヴィン
音楽:アンドリュー・ロッキングトン
出演:
ブレンダン・フレイザー (トレバー)
ジョシュ・ハッチャーソン (ショーン)
アニタ・ブリエム (ハンナ)
* * *
アトラクションムービーだが、セットがまるでセットみたいだ。
いまどきの映画ならもうすこし質感だしてほしいものだ。CGもこだわりを感じさせないし、かなりお手軽な感覚で作った映画になっている。とにかくハリボテの中でひたすら追いかけっこというか、なにかから逃げてるだけの映画。しかし、ハリボテがハリボテに見えたらプロの仕事としては失格だよ。
制作総指揮のなかには主演の
ブレンダ・フレイザーの名もあるが、
『ハムナプトラ』を狙ったのだろう。しかし、これだと子供もだませないようなきがするくらいただのアトラクション・ジェットコースター・ムービーだ。
地球内部の研究を行っていた大学教授のトレバーは、甥っ子のショーンの愛読書「地底旅行」の中に、失踪した地質学者の兄が書き記したメモを発見する。トレバーとショーンは、兄が地震センサーを残したスネフェル山へ山岳ガイドのハンナと向かう。3人は落雷に遭って洞窟に閉じこめられてしまい、脱出を試みるが、地中へ続く穴に落ちてしまう。そこには恐竜が闊歩する原始の世界があったとさ・・。