西澤 晋 の 映画日記

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2010年 05月 26日

アウト・フォー・ジャスティス(1991) ☆☆

f0009381_126649.jpg監督:ジョン・フリン
脚本:デヴィッド・リー・ヘンリー
撮影:リック・ウェイト
音楽:デヴィッド・マイケル・フランク

出演:
スティーヴン・セィーガル (ジーノ・フェリーノ刑事)
ウィリアム・フォーサイス (リッチー・マダーノ)
ジョー・チャンパ (ジーノの妻・ヴィッキー)
ジーナ・ガーション (リッチーの妹パティ)

        *        *        *

あいかわらずジョン・フリンの演出はイカす!

ジョン・フリンは私の好きな監督さんの一人なのだが、この映画に関してはデヴィッド・マイケル・フランクの音楽が全然ダメだったのでいまひとつはまれなかった。しかし、ジョン・フリンの見せ方は実にクールで残酷でカッコいい。CGなんぞ使わずに、この人にはどこまでこのスタイルを貫いて欲しいものだ。
この映画の気持ちの良いところは、とにかくチンピラ相手を相手にストレス解消のガツンな一発をくらわせるところだろう。他の映画だったら、ガツンとのされたチンピラが主人公のデカに「今度あったらおぼえてろよ」みたいな捨て台詞をはいてもほっと置いてその彼らは逃走するのだが、この映画はちがう。捨て台詞を吐こうものならその捨て台詞にたいして報復する。世間の映画でチンピラだからこそ許されている捨て台詞を許さないここちよさ。それがこの映画だろう。
ただ、物語自体はそんな大それたものではなく、浮気した警官の妻が、旦那にやりこめようと旦那と浮気相手の女性の写真を、浮気相手の情夫リッチーに送りつけたら、そのリッチーがイカってその警官を殺してしまう。そんな極めてプライベートな事情の映画。なので物語的にはかなり小粒な部類だ。

ちなみに世間では「スティーヴン・セガール」と表記してあるが、発音はセィーガル(Seagal)である。ちなみにseagal はカモメのこと。

<あらすじ>
ニューヨーク、ブルックリン。相棒ボビーを殺された刑事ジーノ(スティーヴン・セィーガル)は麻薬取引がらみの事件だとめぼしをつける。犯人は麻薬組織からも締め出しをくってるヤクザのリッチー(ウィリアム・フォーサイス)。リッチーの親族を訪ねて歩くジーノ。しかし彼らはジーノの幼馴染でもある。そこの住人のほとんどが麻薬に手をそめ、それを仕切るのもジーノの幼馴染である。そんななか一人刑事となったジーノが、みうち社会のなかでリッチーを追い求める。
一見麻薬がらみの警官殺しに見えた事件だが、実は、殺されたボビーはリッチーの女と情事を重ねていた。それが妻にばれ、その妻が関係を終わらせて欲しいと思い、二人の写真をリッチーの送りつけたのだ。自分の女を寝取られたリッチーは理性という抑止力を失いボビーを白昼どうどうと撃ち殺してしまったのだ。薬でほとんど正常な判断ができなくなっているリッチーは、気にくわない者にでくわせると有無をいわさず撃ち殺してしまう。リッチーの愛人宅で最後の晩餐をひらいているリッチーとその手下たち。そこにショットガン片手に乗り込むジーノ。手傷を追うが手下はすべて片付けてのこりはリッチーだけ。弾が切れたリッチーは両手をあげて出てくるが、「弾がありゃあ痛いめに合わずに一発で死ねたのに」とジーノも銃をすてて肉弾戦。リッチーの姑息な攻めをことごとくかわし、彼をぼこぼこにしていくジーノであった。

by ssm2438 | 2010-05-26 01:26


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