西澤 晋 の 映画日記

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2010年 06月 01日

沈黙の戦艦(1992) ☆☆☆

f0009381_18273748.jpg監督:アンドリュー・デイヴィス
脚本:J・F・ロートン
撮影:フランク・タイディ
音楽:ゲイリー・チャン

出演:
スティーブン・セィーガル (ケイシー・ライバック)
トミー・リー・ジョーンズ (ウィリアム・ストラニクス)
ゲイリー・ビューシイ (クリル中佐)
エリカ・エレニアック (ジョーダン・テイト)

        *        *        *

記念すべき『沈黙シリーズ』の第一弾。

原題は『アンダー・シージ』、「完全に包囲された状況下で・・」の意。

・・かといって、スティーブン・セィーガルがこの物語の主人公ケイシー・ライバックを演じているのはこれと『暴走特急』だけで、ほかの主人公が別人。でも、たとえ主人公の名前が違えどやってるのはスティーブン・セィーガルで、名前が違おうが、役職が多少違おうが、映画の印象がまったく変わらないという(苦笑)、まあ、全部ひっくるめて『沈黙シリーズ』でもいいかと思わせるのが不思議。そうはいってもやっぱりケイシー・ライバックが主役の『沈黙の戦艦』と『暴走特急』はきわめて完成度の高いエンタメ作品だと思う。

本作のケイシー・ライバックの設定は、表向きは戦艦のキッチンをまかされたコックである。彼は元シールズ(海軍特殊部隊)の連隊長だったが、ある作戦で多数死傷者をだし、当時の情報将校を殴打し降格処分になっていたのを、本艦の艦長が彼を身請けし、コック長として新しい任務に就かせていたという設定だ。そしてこのケイシー・ライバックが強い強い。どんな敵が出てきてもセィーガルが負けるとは思えない。ほんとに安心して見られる設定。その安心感が『水戸黄門』をみるような穏やかな優越感にひたらせてくれる。それがスティーブン・セィーガル映画の特徴だろう。

映像的にも本物の戦艦ミズーリを撮っているので航行シーンなどは本物感が楽しめる。それ以外の艦上での主要なシーンは、アラバマ州で記念艦として係留保存されている戦艦アラバマの外観をミズーリ風に改造した上で、同艦で撮影されたそうな。もっとも、ほとんどはその内部の絵なのでセットだし、潜水艦とのランデブーのシーンもセット。ある種のチープさが見え隠れはするが、全体的にはとても楽しんで見られるエンタメアクション映画になっている。
せっかく戦艦だすんだから主砲の一発もうたないとって思ってると、それを撃つシーンをつくってくれるし、その主砲を打つ前までの準備段階の描写など、なかなか楽しめる。できるならもうちょっと轟音とどろき、船体が砲撃の反動で横にずれていくような描写でもあれば嬉しかったのだけど、まあ、砲撃してるのは3本あるうちの1本だけだしね。

<あらすじ>
米国海軍最大最強を誇る戦艦ミズーリ号は、そのキャリアを閉じる日が近づいていた。かつては2400人の海兵を乗せて、必要最小限の人数で太平洋を横断、帰路に向かっていた。そのミズーリがテロリストたちに乗っ取られる。犯人は軍の技術兵ウィリアム・ストラニクス(トミー・リー・ジョーンズ)とクリル中佐(ゲイリー・ビジー)。彼らは核兵器を盗み出し、武器の商人たちに売り飛ばそうとしていた。
完全に制圧されたと思われた艦内に一人の反逆者がいた。かれはケイシー・ライバック(スティーブン・セィーガル)。今はその戦艦のコック長だが実は元シールズの凄腕。ライバックの大活躍で犯人グループは一網打尽にされ、無線連絡で駆けつけた救出隊が到着する前に、ミズリー号は解放されるのだった。

        *        *        *

余談だが、こういう砲撃シーンを再現してほしかったなあ。
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by ssm2438 | 2010-06-01 18:27


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