西澤 晋 の 映画日記

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2010年 06月 03日

撃鉄2 クリティカル・リミット(2005) ☆

f0009381_9315424.jpg監督:アレクサンダー・グラジンスキー
脚本:マーティン・ホイーラー
音楽:デヴィッド・ワースト/エリック・ワースト

出演:
スティーブン・セィーガル (ジョナサン・コールド)
タマラ・デイビス (アマンダ・スチュワート)

        *        *        *

弾があたらないのが不思議。もうちょっとカッティング考えてほしいものだ。

一応劇場公開された『撃鉄 GEKITETZ ワルシャワの標的』の続編。ヨーロッパを部隊にしたクールなCIA諜報員のスパイ・アクションだがいつものセィーガル映画の派手さはなく、地味にまとめてる感じ。一応映画会社は映画として作ったのだろうけど、前作があまりに地味だったのでこの2本目は日本では公開はされず、ビデオ発売のみとなったみたい。各方面チェックすると1作目よりは評判はいい感じ。・・・しかし、演出・編集はかなりおそまつ。
どうみて撃たれるだろうといようなシチュエーションでその弾があたらない。おまけにはずれた描写でもあればすこしは納得できるのだけど、それもないので、かなり間の抜けた銃撃戦がちらほら。下手な演出の見本だが、いわゆる「ショッカーの戦闘員は仮面ライダーが変身するまで待っているべし」の法則。主人公が事をなすまで敵側が待っている印象を与えてるようではダメ。撮影時はある程度の尺でとってるのだろうけど、編集する時はそこは考えないと。
スタントマンを使ったところも、もうとっと短いカットにしてやればそれほど不自然でもないのに、わざとスタントマンを使ってるシーンを見せようとしてるのか、あきらかに本人がやってないのばばればれ。おまけにセィーガルのスタントマンやるんだったらお腹に座布団くらいまきつけていかないと、スタントマンのところだけスマートにみえる! 体格くらいあわせておこう。

ただ、低予算ながら諜報員としての活動を描いた映画のシナリオとしては、一応の完成度には到達している。監督のアレクサンダー・グラジンスキーは撮影監督さんだが、今回はこれで初監督。どういう経路でそうなったかは分らないが(きっと監督が決まらず、おまえやってみるか」みたな安易な決定だったのだろう)、見せ方はもうちょっと勉強してほしいかな。

<あらすじ>
物語は二つの犯罪グループが絡み合って進行していく。
その一つは東ヨーロッパで暗躍するチェチェン過激派グループ。その指導者がCIAによって暗殺されたことから同士ニコライはロサンゼルスで核爆弾を爆発させるというもの。彼らはヨーロッパ各地で強盗を行い資金をあつめていく。
彼らが核爆弾を入手する相手が武器商人ジェームズ。こちらの組織にもぐりこんでいたのがジョナサン・コールド(スティーブン・セィーガル)。そして彼らの動きを関していたのがCIAの捜査官アマンダ・スチュワート(タマラ・デイビス)。
物語はアマンダがジェームスたちに捕まってしまったところから、ジョナサン・コールドが行動するはめになり、彼女を救出し脱出。一方ニコライはプルトニウムを手に入れ、計画に着手するのだった。

二つのグループが緊張感をもって接触しているのは悪くない。予算と監督がよければそこそこ良い出来のものになっていたような話なのだ。できるならこういう話はジョン・フランケンハイマーにとってほしいものだ。

by ssm2438 | 2010-06-03 09:33


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