西澤 晋 の 映画日記

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2009年 06月 05日

カリブ/愛欲の罠(1992) ☆

f0009381_7525172.jpg監督:ジョン・フリン
脚本:クレイグ・スミス
撮影:リック・ウェイト
音楽:ステファン・グラジアーノ/マキシ・プリースト

出演:
ロレイン・ブラッコ (マギー)
クリストファー・ウォーケン (ジャック・シャンクス)

       *        *        *

たまにはあるさ、ジョン・フリンの不発弾・・・。

ジョン・フリンは私の好きな監督さんなのだけど、この作品はたいだけなかった。

原題は『SCAM(詐欺)』、ドラマも詐欺師同士のだましあいのようなもの。とにかく感情移入できないまま、話だけが展開する。2転3転するストーリーで、話の展開を楽しみ人にはいいかもしれないが、個人的にはこねくっただけのストーリーを延々見せられるだけの映画なのでぜんぜん面白くない。
なんで感情移入できないかといったら、クリストファー・ウォーケンが怪しすぎる。どうみてもこの男信用できないとう感じ。ドラマのなかの登場人物に感情移入できるか出来ないかのポイントの一つは信用できるか出来ないかの問題だ。要するに「見ている人がそう思ったら、登場人物もそう行動してくれる」というのでなければ感情が離反していくのである。そんなわけでこの男が信用できないし、そんな男になんとなく惚れていくロレイン・ブラッコにもどこか共鳴できない部分が多大にあり、要するに感情移入できる人物がいないまま物語が進行していってしまうのだ。
感情移入できない状態で見させられる映画のつまらなさを再認識させられる映画だった。
なお、“H”シーンはまるでなし。タイトルにつられると肩透かしをくらう(苦笑)。

<あらすじ>
男を巧みに誘っては睡眠薬で眠らせ、金や所持品をいただくという犯罪を繰り返していたマギー(ロレイン・ブラッコ)だが、その夜の男・ジャック(クリストファー・ウォーケン)は全てを見抜いており、マギーの仕事は不発に終わった。「警察に通報するかわりに報酬1万ドルで俺の仕事を手伝え」と迫るジャック。マギーは、ある会社の警備ソフトをゴードンという男から盗むよう指示される。彼女はゴードンと接触、彼を眠らせ彼の部屋に入ったがソフトはなかった。とりあえず金目のものと大事にしまってあったスーツケースを盗んで逃走する。しかし彼女が盗んだスーツケースに入ったのはある犯罪組織の札束で、これからマネーロンダリングにまわされるはずのものだった。かくしてその金をめぐり、犯罪組織に追われながらも、こそ泥のマギーと詐欺師のジャックのどこまでホントなのか分らないやりとりが展開される。

最後はささやかなどんでん返しがあるが・・・それもどうなのか。だから何?といいたくなるようなあってもなくてもいいようなオチだった。

by ssm2438 | 2009-06-05 07:58


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