監督:フェリックス・エンリケス・アルカラ
脚本:ジェブ・スチュアート/フィリップ・モートン
撮影:トム・ホートン
音楽:ニック・グレニー=スミス
出演:
スティーヴン・セィーガル (ジャック・タガート)
マージ・ヘルゲンバーガー (サラ・ケロッグ)
クリス・クリストファーソン (鉱業界の大物オーリン)
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演出はたるいが、脚本はそれほど悪くはない・・。
今回
スティーブン・セィーガルが演じるのは国環境保護庁EPAの調査官ジャック・タガート。これが“ジョン・ブック”って名前でハリスン・フォードだったらとっても意外ときちんとした映画になってたのに。アクション系ので語る話ではないのだ。だからといってスティーブン・セィーガルでも全然悪くないのだがけど、いかんせん演出がもたもたしている。カメラも今ひとつ映画的な画面を提供してくれないし、やたらとカントリー風なテイストを出そうとして映画のテンポを壊してる感じ。監督の
フェリックス・エンリケス・アルカラはテレビ畑のひとみたいだが、映画を作る才能はないみたいだ。監督がヘボだったので退屈だったという映画。
<あらすじ>
ケンタッキー州東部田舎町。有害な産業廃棄物の影響と見られる環境汚染が進んでおり、調査中に事故死に見せかけて殺された同僚に代わって、米国環境保護庁EPAの調査官ジャック・タガート(
スティーヴン・セガール) がその調査を引き継いぐ。
調査をすすめていくと、次第に町を覆う陰謀の全貌が明らかになり、鉱業界の大物オーリン(
クリス・クリストファーソン)の影が浮かび上がる。オーリンは町の人々を買収しており、誰もがタガートには口が重い。よき協力者だったグツドール神父(
リヴォン・ヘルム)が殺されるに及んで怒りに燃えたタガートは、オーリンを逮捕する。だが、敵は素早く手を回し、裁判で争った結果、軽い罰金刑だけで済んだしまう。上司までもオーリンに買収されていることを知ったタガートは、独力でオーリンの息子の証言をとりつけ、殺人事件を立証、オーリンに買収された上司も逮捕。ふたたびオーリンを殺人罪で逮捕するのだった。