西澤 晋 の 映画日記

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2010年 06月 14日

おさな妻(1970) ☆☆

f0009381_2331271.jpg監督:臼坂礼次郎
脚本:白坂依志夫/安本莞二
撮影:上原明
音楽:北村和夫

出演:関根恵子(黛玲子)/新克利(吉川)

       *        *        *

「逃げちゃおっか」「うん」・・・・くあわいいぞ、関根恵子!

いやいや、なかなか予想よりも面白かった。やっぱり関根恵子がいい。わかいい。ミニスカートも素敵。私が関根恵子をみたのは『DOOR』『次郎物語』、そして『動脈列島』くらい。吉永小百合的な面影があるが、それよりもどこかクールな感じの彼女。若い頃はいろいろ社会にいいように扱われ脱がされてしまった女優さんという印象で、ある種の哀れさを感じる女優さんだった。1977年、睡眠薬自殺未遂、1979年、河村季里との海外雲隠れ騒動などで再びマスコミを騒がせたりもした。そんな彼女が高橋伴明と結婚、その後『次郎物語』彼女を見たときは、ほっとした。やっと定住することができたね・・って感じ。

そんな彼女をいいように食い物にしたのが晩年の大映。その映画の一つがこの『おさな妻』。こういう映画を楽しんでみてしまうのは、当時の彼女の心情を考えるとやはり罪悪感を感じてしまう。でもやっぱりみておきたかった作品。

<あらすじ>
病気の母とふたりで暮らしていた黛玲子(関根恵子)だったが、その母も病死し、伯母静江の家に引き取られることになった。静江は優しく今まで通り高校に通わせてくれたが、静江の息子淳一は、玲子に欲望を感じていた。静江の留守中、淳一が学校から帰った玲子に乱暴しようとしたため、玲子はこの家を出る決心をする。静江の反対を押し切ってアパートでの一人暮しを始めた玲子は、再会した幼稚園時代の先生の紹介で通学のかたわら保育園で子供たちの面倒をみるアルバイトを始めた。そして吉川(新克利)との出会い。
男で一つで娘まゆみを育てている吉川退かれていく玲子。食事をしたり、買い物をしたりする、楽しい時間を持つようになった玲子は、まだ高校生だというのに吉川からプロポーズされてしまう。年齢の開きに躊躇しながらも結婚に合意する。幸せな結婚生活が始まったと思ったが、吉川が昔の女と切れず、ワイシャツに口紅をつけてかえってきてしまったことから家を飛び出す玲子。自暴自棄になって結婚を後悔し、家庭を棄てようとする玲子だが、吉川の強い愛情ををうけて再び彼の家庭へと戻っていくのであった。

話はいまひとつ抑揚のないものだったが、それもまた良し。ほほえましくなるような映画だった。
・・・しかし、結婚を決意する時は、旦那が浮気したらどうするか・・くらいのオプションは考えておくものだとおもうけど。浮気しないってことを前提に結婚するのは甘すぎる。

by ssm2438 | 2010-06-14 23:31


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