西澤 晋 の 映画日記

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2010年 06月 21日

雷神-RAIJIN-(2008) ☆

f0009381_23273552.jpg監督:ジェフ・F・キング
脚本:スティーヴン・セィーガル
撮影:トーマス・M・ハーティング
音楽:ジョン・セレダ

出演:スティーヴン・セィーガル (ジェイコブ・キング)

       *        *        *

これって、続編かシリーズものにする予定だったのだろうな。一本の映画としての構成はまるでダメ。

映画としての雰囲気はわるくないけど、猟奇殺人犯が3人登場し、その3人がまったく関連性のないまま物語が進行するの。普通に見る人はその意味をさぐりながら見ることになるのだが、終わってみればその関連性が全然ないという、すばらしいオチがついた映画。

●セィーガルの子供頃、彼の兄/弟を殺した殺人犯Aはその後は登場しない。

●時代が現代になり、冒頭公園に女が横たわっており、体内に爆弾を仕掛けられている。その犯人は自分たちをどこからか見ているとふんだセィーガルは後ろのビルの一室で怪しい男を発見、ぼこぼこにしてどのコードを切ったら爆弾が解除できるのかを吐かせる。結局この男は過剰暴行ということで釈放されるが、彼を釈放した弁護士をいきなり殺害、最後はセィーガル宅にしのびこみセィーガルの愛人らしい婦人警官も殺し、セィーガルと対決するが、あっさり喉をきられて絶命する。

●もう一人の猟奇殺人犯は星座マニアで、殺した被害者の体になんらかの記号をのこしていく。その記号を解読したセィーガルはあるロックバンドの男に目をつけるが、逃亡の時セィーガルの手の甲をひっかき、爪にのこったセィーガルの皮膚を殺した女の爪にはさみこみ、セィーガルを犯人に仕立て上げようとする。しかし物語の展開にはまったく関係がなく、あっさり「あれはそういうことだったのね」で不問になったりする。

さらによく判らないのがエンディング。とりあえず二つの猟奇殺人事件が解決した後、セィーガルが自宅にかえると美人の色っぽい女(奥さん)がいて、子供もいる。そしてその女が服を脱ぎこれから“H”をするぞってところで終わる。あれはなに???
深読みするなら、冒頭でてきてた昔の猟奇殺人犯Aが次回さくで、かれの家族を再び襲うってことなのだろうか? まあ、シナリオ的にはまったく完成度は低く、意味不明構成である。

あとアクションシーンがうざい。同じシーンを複数のかめらでとって、それを多段に切り張りして編集してやたらと細切れ間のあるアクションにシーンにしてるのだけど、うざい。セィーガルのアクションっていうのは瞬殺系のアクションなのだけど、何回もなぐるシーンをアングルを変えて何回も使うので、ただだらだら長いだけのアクションになっててダレる。こんなに何度も何度も何度も殴らないと相手を倒せないセィーガルってのは魅力ない。DVDでみたからそのシーンになると飛ばしてみられたからいいけど、劇場でみたらうざいだろうなあ。

by ssm2438 | 2010-06-21 23:28


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