西澤 晋 の 映画日記

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2011年 06月 26日

ロングウェイ・ホーム(1981) ☆☆☆

f0009381_926575.jpg監督:ロバート・マーコウィッツ
脚本:デニス・ネメック
撮影:ドン・バーンクラント
音楽:レイ・エヴァンス/ウィリアム・ゴールドスタイン

出演:
ティモシー・ハットン (ドナルド)
ブレンダ・ヴァッカロ (リリアン)
ロザンナ・アークエット (ローズ)

       *        *        *

若き日のティモシー・ハットンは、若き日のイーサン・ホークのような瑞々しさにあふれている。

この頃のティモシー・ハットンだったらどんな映画でも良い映画になるんじゃないかと思えてしまう。そのあとの『普通の人々』もすばらしい。彼は『普通の人々』でアカデミー助演男優賞とってるし。それにティモシー・ハットンが結婚するロザンナ・アークエットがまたいい。個人的にこの人は好きで、若い頃の二人がみられるという意味ではかなり貴重な映画になってしまったが、DVDはでてないようだ。残念。

この作品はMTVとして制作されているので、予算はかなり低い。まあ、普通のテレビシリーズを撮る感じで撮られているので映画としての高級感はない。ただ、お涙頂戴モードは実にありありで(・・というか、ちょっとあざといほどある)個人的にはやや冷めてしまった部分はなきにしもあったのだけど。

あと、家族・兄弟の絆が強いのはわかるのだが、それが原因となって回りに人たちに心を開かない閉塞間もある。ティモシー・ハットンを引き取った夫婦もいい人なのだけど、決して自分たちを親とは認めようとしないティモシー・ハットンの心はけっこう冷たく感じたはずだし、それはティモシー・八ットンが後に結婚するロザンナ・アークエットにもいえる。ティモシー・ハットンにとって家族とは、施設で生き別れた弟と妹だけであり、他の人は「知り合い」で終わってしまっているのがかなり残酷。この映画はインパクトあるのは、養父母や妻がどれだけ愛しても、傲慢なまでに生き別れた弟妹を追うティモシー・八ットンの残酷さがいいのだろう。
しかし、養父と喧嘩して家を出るティモシー・ハットンに、養母が何かのたしにと金を手渡すところや、高校の卒業式の日、道路の草刈りの仕事をしていたドナルドのところへ、養父が卒業証書を持って来るシーンなどは、人間のけなげな良心を感じてしまう。

<あらすじ>
ドナルド、デイヴィッド、キャロラインの3人兄妹彼らの両親が姿を消して以来、フロリダ州立児童擁護センターに収容されていた。長男のドナルドが親代りになり下の弟と妹を世話してきたのだが、やがてデイヴィッドとキャロラインは里子に出されることになる。
それから5年後、センターにドナルド(ティモシー・ハットン)が来て、弟たちの居所を教えろと迫るが、リリアン(ブレンダ・ヴァッカーロ)は、18歳になるまで教えられないとつっぱねる。18歳の誕生日にまたセンターにやって来たドナルドに、リリアンは弟、妹の里親が住所を教えることを拒否したと話す。
養父と喧嘩して家を出るたドナルドは自活しながら高校に通い、ローズ(ロザンナ・アークェット)と知りあう。それから4年、ドナルドはローズと結婚した。だが、ドナルドにとっては家族は弟妹だけであり、疎外感を感じるローズ。
のちに判るのだが、弟妹の2人はともに養家から家出していた。リリアンの尽力で、ドナルドとデイヴィッドは再会した。キャロラインは軍隊に入ジョンソン少尉と結婚していた。3人は16年ぶりに再会した。

こちらはアメリカで発売されたDVDの表紙(↓)。ロザナ・アークエットが若い!!!
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by ssm2438 | 2011-06-26 09:30


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