西澤 晋 の 映画日記

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2010年 07月 24日

となりのトトロ (1988) ☆☆☆☆

f0009381_1952401.jpg監督:宮崎駿
原作:宮崎駿
脚本:宮崎駿
撮影:白井久男
美術:男鹿和雄
編集:瀬山武司

声の出演:
日高のり子 (サツキ)
坂本千夏 (メイ)
糸井重里 (とうさん)
島本須美 (かあさん)

       *        *        *

ええ、サツキとメイは死んでるのですか!!!???

ああ、確かにそういわれるとけっこう納得いく後半の展開だったなあ。

・・・チェックしました、無事生きてました。
皆々方、ご安心を!

・・・しかし、確かに死んでる説のほうがしっくりくるところはあったな。
私の最後の、ぽつんととうもろこしがあるとこで、“あれ・・!?”って思った。なにが “・・!?” だったの自分でも説明がつかなかったのだけど、なんか普通じゃないものを感じた。なんで会わずにかえっちゃったのだろう? なんでとうもろこしを窓際におく芝居がないのだろう・・。 説明がつかないが、なにか不可思議な感じを覚えた。

で、あとになって「サツキとメイは死んでいる」説を聞いたとき、ああああああ、なるほど。それは確かにそうかもしれない・・ってかなり納得できた。
本編を通じて地面にのっかるBL影。あれにも違和感を感じてた。キャラクターがブラウン色の色カーボンでのトレス線だったのに、なんで地面の影だけBLなんだろう・・???って。
あれも意図されてたのかなあ・・・?? 死んだあとには影がはいらないことを意識させるために・・・。

表面的には楽しいファンタジーというスタンスでありながら実はダークなバックボーンをもち、なおかつそれを感じさせずに作ってしまう宮崎駿はやっぱりすごい。

・・・・と思ったが、最後はやっぱりメイとサツキはおばあちゃんと再会してるし、劇中では確かに生きてました。なので、安心してエンディングみられます。
確かに行方不明になったあとは足元に影はないですけど、あれは夕暮れ時で、そのまえから影はいれてないし・・。ただ・・、確かにあの二人は死んでたという流れで、もともとは話は作られていたかもしれないですね。そのほうがしっくりいくところはありますな。

てなわけで、いろいろお騒がせな映画でした。

<あらすじ>
戦後の日本。病気で入院中の母からななれて、大学教授の父と一緒に田舎の一軒家にこしてきた小学3年生のサツキと5歳になるメイ。しかしそこにはススワタリというオバケが住んでいた。「オバケがいるとこに住むのがずっと夢だったんだ」という楽天的な父。そんな父に育てられたサツキとメイモ、自然のなかでたのしくすごしていた。。
ある日、メイは庭で2匹の不思議な生き物に出会った。それはトトロというオバケで、メイが後をつけると森の奥では、さらに大きなトトロが眠っていた。やがてサツキもトトロと遭遇する。ある雨の日、父にかさを届けるためにバス停でまっているが、なかなか父ののるバスは来ない。夜になり、雨は引き続きふっている。メイは睡魔にまけて寝てしまう。そんなメイをおんぶしてバス停で待つサツキのとなりにトトロは現れる。雨の中まつトトロにさつきは傘を貸す。やがて猫バスがやってきて、トトロは去っていく。

やがてお母さんの病状がおもわしくなく、退院がすこしのびることになる。サツキが学校に出かけた日、メイはとれたてのトウモロコシをもって、一人で山の向こうの病院を訪ねようとするが、行方がわからなくなる。やがてメイのサンダルが沼から見つかるが、さつきは「メイのじゃない」という。もう日が落ちる。サツキはトトロにも助けを求めてトトロがいるという穴の中にはいっていくが、ころげおちてしまう。そこにトトロはいた。
トトロは猫バスを呼び、サツキの乗せてメイのところに連れて行く。道にまよったらしい足元にかげないメイがぽつんといる。
メイをのせた猫バスはお母さんの病院にむかう。そこにはお父さんもすで来ていた。病室がみえる木の上でふたりはその姿をほほえましくみているのであった。
子供たちの気配を感じたお母さんが窓のそとをみるのだが誰もいない。
窓辺にはメイが持って行きたかったトウモロコシがぽつんとおかれていた。


・・・確かにもともとのストーリーラインでは、サツキとメイは死んでたんでしょうね。でも、それでは暗すぎるってことで、あとづけで生きてることにして部分的に構成を組みなおしたんだろうなって感じがする。ともあれ、物語の中では、ふたりとも、生きたまま終了しているので、めでたしめでたし。

by ssm2438 | 2010-07-24 19:53


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