西澤 晋 の 映画日記

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2010年 08月 06日

ジュラシック・パーク(1993) ☆☆☆☆

f0009381_12523872.jpg監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:マイケル・クライトン
脚本:マイケル・クライトン/デヴィッド・コープ
撮影:ディーン・カンディ
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:
リチャード・アッテンボロー (ジョン・ハモンド)
サム・ニール (アラン・グラント博士)
ローラ・ダーン (エリー・サトラー博士)
ジェフ・ゴールドブラム (イアン・マルコム博士)

       *        *        *

おおお、本物の恐竜がうごいてるみたいだ!!

・・・当時は感動した。確かにCGの技術の発展でこのくらいは当たり前に出来る時代になることはわかってたけど、いわゆる特撮物で、怪獣/恐竜がj記ぐるみではなく、ロボットでもなく、人形でアニメでもないかたちで実に本物のように作られたというのはこれが初めてだったのだろう。
もっともわれわれの子供のころは『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に出てくる気ぐるみの怪獣で十分たのしめたのだが、というか、あれはあれで今でも楽しめるた。あれの面白さは、見ている側のイマジネーションでき「現実にこれがおきたら、こんなふうになるんだろうな」って作り物だと分かっている画面を見ながら頭のなかで補完する部分がとても刺激的だったのだろう。
さすがにいまのようなCGではもう、完全に本物っぽい画面をみせられるので、「ああああ、まるで本物っぽいなあ」でその部分だけ感動しているので、見ている人の補完活動がなくなってしまうのがちと寂しい。ドラマや、映画って、結局この見ている人が、どれだけその物語を寝たにそのうらにメンタルや、トリックを想像するところにあるのであって、全部提示しすぎることがそれほどすばらしいことだとは思えないところもあるのだけど。

原作は『アンドロメダ・・・』『未来警察』マイケル・クライトン。その時代その時代の最先端のアイテムは発想をもとに物語と理詰めでつくってくれるので、基本的にはいつもそこそこ楽しく見せてもらえる。
恐竜の再生に関しても、もっともらしいとんちを働かせているし、その設定ならだまされてもいいなっておもわせる程度の説得力はとりあえずつけてある。あつめられた科学者たちもいろいろ個性的で数学者のイアン(ジェフ・ゴールドブラム)なんかはいい味をだしている。
これは『アンドロメダ・・・』の時もマイケル・クライトンが使っている登場人物の集め方なのだが、かならず一人は、全然関係ないような人を入れ込むというもの。こういった特殊事情で専門分野であればあるほど、見方が一方的になりがちであり、そこに別次元からの意見を挟みこむためには、全然関係がないキャラクターの存在が必要なのだそうが。
個人的にはもうひとりくらいビジュアル的にみてて楽しめるきれい系の女性がほしかったかな。ローラ・ダーンではいまひとつ欲情しない(苦笑)。

スピルバーグの演出はあいかわらず、恐竜の怖さをえがきつつ、それだけではない親近感もあわせて描いているように思う。これはスピルバーグの基本コンセプトなのだろうが、『ET』や『未知との遭遇』のようにはじめてあう異性物に対しても敵対心を抱かないように描くことをすごく大事にしている。そういはいっても恐竜の獰猛性もかかないと面白いわけがないのでそこはそれ、過激になりすぎず、甘くなりすぎないころあいのいいところでまとめている。個人的にはもうちょっところあいをはずしてほしい部分はあるのだけど、お子様から大人までという全方位外交の映画なのでこうなるのはしかたないだろう。

<あらすじ>
恐竜の化石の発掘調査を続ける生物学者のアラン・グラント博士(サム・ニール)と古代植物学者のエリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)は、ハモンド財団の創立者ジョン・ハモンド氏(リチャード・アッテンボロー)にのオファーにより、コスタリカ沖のある孤島の視察に向かうことになる。他にも数学者のイアン・マルカム博士(ジェフ・ゴールドブラム)、ハモンド氏の顧問弁護士、それにハモンド氏の2人の孫も招かれていた。

島に到着した彼らの目の前に現れたのは群れをなす本物の恐竜たちだった。ハモンド氏は研究者を集め、古代の蚊から恐竜の血液を取り出し、そのDNAを使い、クローン恐竜を創り出したのだった。

パークの安全制御を担当するコンピュータ・プログラマーのネドリーは、ライバル会社に恐竜の胚の入ったカプセルを売り渡すために陰謀を企てていた。彼が悪さをしたために、恐竜から人間をまもる防護フェンスの高圧電流も止まってしまった。視察にでかけていたグラントたちは巨大なティラノサウルスに襲われ、パークの中をサバイバルしながらコントロールセンターを目指す。
ネドリーはティロフォサウルスに襲われてしまう。グラントたちを捜しに出たエリーは、マルカムを助け、ティラノに追われながらもセンターへ帰還する。システムを元に戻すため一度電源を切り、落ちたブレーカーを戻すためエリーは電気室へ。グラントと子供たちもなんとかコントロールセンターにたどり着き、安全装置と通信機能を回復させる。ヴェロキラプトル2頭についに追いつめられるが、そこにティラノサウルスが現れ、恐竜たちが闘っている隙にグラントたちは、地下室に隠れていたハモンド氏やマルカムと共に島を脱出するのだった。

by ssm2438 | 2010-08-06 12:52 | S・スピルバーグ(1946)


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