西澤 晋 の 映画日記

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2010年 08月 07日

GODZILLA ゴジラ(1998) ☆☆

f0009381_21221465.jpg監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ディーン・デヴリン/ローランド・エメリッヒ
撮影:ウエリ・スタイガー
音楽:デヴィッド・アーノルド

出演:
マシュー・ブロデリック (ニック・タトプロス)
ジャン・レノ (フィリップ・ローシェ)

       *        *        *

やっぱり造形で失敗してるな・・。

『ゴジラ』は人が入って動けることを前提にしてつくられたデザインであり、なんだかんだいいながらそれが愛されていたのだと思う。GODZILLAはイグアナをティラノ・サウルス風にアレンジしてああなったのだろうが、人々がみたかったのがあのデザインだったかどうかはかなり疑問だ。多分外国の『ゴジラ』を愛していた人たちもあれだと見たかったものが見られなかった脱力感は強かったのではないだろうか。
英語版のウィキペディアにいってきたらこのような記述も載っていた。

Created from a French nuclear test, Zilla is a mutated lizard. Before Toho officially dubbed the creature Zilla, many fans, who did not care for the reimagining of Godzilla for the American film, developed several nicknames to differentiate its title character from the "original" Godzilla, including "GINO" ("Godzilla in Name Only").

フランスの核実験によって生まれたGODZILLAは変形したトカゲだった。以前に東宝で作られたゴジラのファンは、このアメリカ版GODZILLAの造形には好意的ではなかった。本家のゴジラと区別するためにさまざまなタイトルが勝手に作られたが、「ジーノ」="GINO" ("Godzilla in Name Only"=名前だけゴジラ)もそのひとつだ。

しかし、『ゴジラ』のタイトル下で見なければ普通のエメリッヒの映画なので、それはそれで普通に楽しめるのだけどね・・。

コンセプトとして面白いのは、フランスの核実験の結果GODZILLAが生まれたとい展開。そしてそのことを秘密裏にしておきたいフランス政府のエージェントとしてのジャン・レノの存在。このあたりは「なるほど・・、なかなかいいなあ」と思わせるのだけど・・・。こういう国際的な政治問題を入れ込むことは面白い。

あと・・・やっぱりエメリッヒなので、どうして数で勝負にしてしまう。個人的には足し算演出をする人はあまり好きにはなれない。へぼエンタテイナー監督というのはどうしても足し算で映画をつくってしまう。これでもかこれでもかとやたらといろんな情報やアイテムをいれこんでくる。その反対に真実を追究するタイプの監督は引き算で映画をつくる。「これもいらない、あれもいらない。そして残ったのはお前の一番大切な自分だ!」みたいに・・。私は後者のタイプが好きなのでエメリッヒの作品にはほとんど感化されないのであった。。。

<あらすじ>
核実験による突然変異で巨大化した草食の海イグアナがニューヨークに現れた。強大な兵力を誇る米国軍隊をものともせず、マンハッタンのビル街を破壊して地下へ消える。調査隊に政府の要請を受けて生物学者ニック・タトプロス(マシュー・ブロデリック)が加わる。そんな彼に保険調査員のフランス人、フィリップ・ローシェ(ジャン・レノ)がなぜかつきまとう。実はフィリップは、自国の核実験によってゴジラが生み出されたことに対して、フランス政府が秘密裏に派遣したトップ・エージェントだった。ふたりは協力してゴジラを追い、巣のありかがマジソン・スクエア・ガーデンだと突き止める。しかしそこはエイリアンの巣状態。ミニゴジラがつき次と生まれ施設内は大変なことに。マジソン・スクエア・ガーデンには爆撃命令が出され、巣は壊滅された。ニックらはゴジラを大鉄橋に誘い込んでミサイル総攻撃で、これを抹殺する。

by ssm2438 | 2010-08-07 21:33


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