監督:リチャード・フライシャー
脚本:クライヴ・エクストン/ジョージ・M・フレイザー
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:
ブリジット・ニールセン (レッド・ソニア)
アーノルド・シュワルツェネッガー (カリドー)
* * *
ロバート・E・ハワード原作の
『コナン・ザ・グレート』『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』の姉妹編。
『CONAN』の原作が面白いかと言われるとそれほどでもないのだけど、この出版物のイラストなどを描いていたのが
フランク・フラゼッタという人で、この人が圧倒的な絵を描くので、この作品が人気になったといえるだろう。フラゼッタに関しては
『ファイヤー&アイス』というアニメ映画でキャラクターデザインもやっている。
本作にはビデオ発売当初、
『アーノルド・シュワルツェネッガー/キング・オブ・アマゾネス』などというタイトルもつけられていたが、アーノルド・シュワルツェネッガーはゲスト出演っぽく、前回からの流れをさりげなく受け継いでいるというような感じ。でもあくまで主人公は
ブリジット・ニールセン演じるソニアのほう。
監督は『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』に引き続いて
リチャード・フライシャー。この監督さん、古くは
『ミクロの決死圏』や
『トラ・トラ・トラ!』などを撮った人だけど、技術的にはそれほどインパクトがあるわけではない。言われたとおりにさらっと仕上げる感じの人。この映画もたいしたスペクタクルがあるわけでもなく、まあ、ごついアーノルド・シュワルツェネッガーとブリジット・ニールセンのコスチューム・プレイが見られるという程度のもの。かなり退屈だったかな(苦笑)。
<あらすじ>
万物を創造し支配する聖玉<タリスマン>を奪った悪の女王ゲドレン(
サンダール・バーグマン)は、一層の勢力を拡大しつつあった。ゲドレンに自分の村を焼き打ちにされたレッド・ソニア(
ブリジット・ニールセン)は剣の修業を積みたくましい女性剣士として生まれ変わった。
復讐のために女王の住む魔城アーカベインへと旅立つ。途中、カリドー(
アーノルド・シュワルツェネッガー)、そして女王に滅ぼされた都の王子ターンとその家来ファルコンが加わる。初めは男を寄せつけなかったソニアではあったが、ゲドレンを倒した今はカリドーと口づけを交わし、2人で新しく旅立ってゆくのであった。