西澤 晋 の 映画日記

ssm2438.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2010年 08月 21日

スキャンダラスな女/愛と欲望の私生活(1991) ☆

f0009381_1325536.jpg監督:フレッド・オーレン・レイ
脚本:マーク・トーマス・マギー
撮影:マイケル・デラハウセイ
音楽:ルイー・ラハヴ

出演:
タニア・ロバーツ (看護婦リン)
マーゴ・ヘミングウェイ (夫の浮気相手アンナ)

       *        *        *

この映画って誰が主人公なんだろう????

物語の大筋は、部下のマーゴ・ヘミングウェイと不倫している保険会社に勤める男が妻を妻を殺して保険金を受け取ろうと画策。殺しが実行されたときにその罪をかぶせるタニア・ロバーツを妻の世話役の看護婦として雇い、計画の準備はととのっていく。一方妻は、このタニア・ロバーツと夫が“H”しているのではないかという妄想にどんどん取り付かれていき、真実が見えない。果たしてドラマの結末は・・・という話。

上記の出演の欄にはタニア・ロバーツとマーゴ・ヘミングウェイだけしか書かなかったが、実は主人公はヴァレリー・ワイルドマン演じる車椅子の奥さんらしい。行動範囲に限界のある主人公が、限られた情報から、その家に起きている全体像を想像していくという話。室内版の『裏窓』をやろうとしているわけです。
しかし問題は、作っている人が「この映画をどうしたいのか」という明確な方向性をもてていないことだろう。見ている人にトリックを仕掛けようとして空回りし、自分たちも何がやりたかったのだが判らなくなっているような映画だ(苦笑)。

タニア・ロバーツもマーゴ・ヘミングウェイも、既にヌードはご披露してるのでそれほどセンセイショナルというわけではないけど、それでもこの二人が出てて、エロチックサスペンスとなれば男としては見てみたい気になるというもの。・・・しかし、どうもダメだ。
“H”シーンに欲情する法則というのがあって、それは劇中でも現実の世界に限るというもの。それがイメージシーンだと不思議と欲情しないのである。この映画でもタニア・ロバーツに関してはかなり露出しているのだが、それが主人公の妄想の中・・という描き方なのでどうにもぱっとしない。一応実態のある男と“H”をしてるシーンもサービスとしてはあるのだけど。
夫のほんとの浮気相手であるマーゴ・ヘミングウェイも、一応サービスシーンはあれど演技的にかなり大根でなので、みていても興ざめしてしまう。他の作品ではそんなにダイコン役者イメージはなかったのだけど、この映画に関してはやたらと演技が下手にみえる。

タニア・ロバーツの“H”のシーンも回数はあれど、それがサスペンスな物語とあまり関連性がなく、どっちか一つの方向性でいけばよかったのにと思ってしまう。エロチックでいくならサスペンスはしない。あるいは、ヒチコック風のサスペンスでいくなら意味のない“H”シーンはいれない・・。そのどっちかでいけば少しはまとまりのある作品になったのに・・。

by ssm2438 | 2010-08-21 13:03


<< シーナ(1984) ☆☆      アナザー・ルームメイト(199... >>