西澤 晋 の 映画日記

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2010年 08月 29日

アイリスへの手紙(1989) ☆☆

f0009381_15554145.jpg監督:マーティン・リット
脚本:ハリエット・フランク・Jr/アーヴィング・ラヴェッチ
撮影:ドナルド・マカルパイン
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:
ロバート・デ・ニーロ (スタンリー・エヴェレット・コックス)
ジェーン・フォンダ (アイリス・エステル・キング)

       *        *        *

なんで主演がこの二人だったんだろう??

雰囲気はアル・パチーノミシェル・ファイファーでやった『恋のためらい/フランキーとジョニー』に似てるかも。かなり落ちぶれている男女の恋愛劇。ただ、こちらのほうが、文章がかけないロバート・デ・ニーロジェーン・フォンダから字の書き方をならっていくうちに、仲良くなっていくというあるていどロマンチックな要素があるのだが、でもトレンディ的な感覚はなく、ひたすら昼メロというか、NHKの朝ドラといいますか・・、そんなまったりとした時間の流れのなかでドラマが展開する。なので「なんでこの二人でこの映画を撮ろうということになったんだ?」ってさりげない疑問がわいてくる。

監督はマーティン・リット。実はこれが遺作となり、翌年亡くなっている。私が彼の作品をみたのはサリー・フィールドがアカデミー主演女優賞をとった『ノーマ・レイ』だけなのだが、「きちんとまじめに作る人といった印象」。
多分この映画に関しては、主演が誰か違った人になっているか、あるいは監督が違う人だったか、さらには脚本にもうちょっとインパクトがあるか・・のどれかが違っていたら、もうちょっと見られる映画になっていたとおもうのだけど。ぜえ~~~んぶがじみい~~~~~にまとまりすぎてしまった。
個人的にはデ・ニーロが生理的に好きじゃないので、さらに追い討ちをかけるようにダメなのだけど。そう、これがトム・ハンクスメグ・ライアンで、監督脚本がノーラ・エフロンだったらきっと楽しい映画になっていたのに・・。

<あらすじ>
パン工場に勤めるアイリス・キング(ジェーン・フォンダ)は女でひとつで二人の子供と、彼女の妹夫婦を養っていた。ある日工場からの帰り道で泥棒に給料を奪われるアイリスだが、その時彼女を助けようとしてくれた工場のコック、スタンリー・コックス(ロバート・デ・ニーロ)だった。
そんなスタンリーも非識字者でありそれが原因で彼は工場を追われることになってしまう。スタンリーから、字を教えてほしいと頼まれ、こうしてふたりの勉強は始まるが、上手くいかない。挫折しかけたスタンリーを心配して彼の打合せを訪れると、そこには彼の発明品があった。さりげなく自分の価値を認められたスタンリーは再び勉強への意欲を呼び戻す。やがて彼の発明品を認められ、デトロイトに働きに出る。そこからアイリスに手紙を書き送り愛を育んだスタンリーは、数カ月後、アイリスにプロポーズするのだった。

この映画を暗いメロドラマとしてとる必要性をまるで感じない。意味なくくらい貧乏暮らし設定を排除し、普通にロマンチックコメディにしてしまえばよかったのに・・・。制作の頭の悪さを痛感してしまった。映画自体はきわめて普通。演出などは悪くない。

by ssm2438 | 2010-08-29 15:58


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