西澤 晋 の 映画日記

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2010年 09月 15日

バード・オン・ワイヤー(1990) ☆☆

f0009381_9165993.jpg監督:ジョン・バダム
脚本:デヴィッド・セルツァー
    ルイス・ヴェノスタ
    エリック・レーナー
撮影:ロバート・プライムス
音楽:テッド・フィールド

出演:
メル・ギブソン (リック)
ゴールディ・ホーン (マリアンヌ)

       *        *        *

どうもメル・ギブソンはコメディに合わないと思うのだけど・・。

だいたいメル・ギブソンの目は狂気じみてる。最初の『マッド・マックス』の印象が強いからかもしれないが、どうもあの目でライトは芝居られてもなにか素直にたのしめない(苦笑)。
そんな彼が演じているこの物語の主人公は、かつてメキシコにマリファナを仕入れに行って逮捕された男。麻薬密売組織は、彼に証言されては困るので殺そうとするのだが、FBIは法保護プログラムを組んで裁判が開かれるまで、名前や職業をかえながら各地をてんてんさせていた・・という状況。
そんな時に、逮捕される以前につきあっていた女ゴールディー・ホーンにたまたま出会ってしまう。さらに組織にも身元がばれてしまい二人は逃避行。逃避行の旅すがら、保護プログラムで各地を点々としてた時に知り合いに会って行きながら、「あんたいったい何者なの??」っておもわせつつ、最後は追ってから逃れてなんとか終了って話。
昔の知り合いに会うごとに、好かれていたり、嫌われていたり、自分の知らない元彼の素性がばらばら出てくる。そんな状況でぎゃあぎゃあとやたらうるさいゴールディー・ホーンを楽しむ映画かもしれない。

しかし彼女は年取っても若いですねえ。すばらしい体をキープしてます。この映画のころは40代半ばだったらしいが、その後15年くいらいして『フォルテ』なる映画に出ていた時もほとんど同じ体型。そのときは60こえてたのだけど、あのボディはなに???ってくらい驚異的な引き締まり感。歳をとっても若いひとはいるが、この人ほど若い体をキープしているひとは珍しい。キャラクター的にはギャグ系ではあるのだが、体のラインを保つことに関しては鬼のように努力をしているプロフェッショナル。すごい!

そんなメル・ギブソンとゴールディ・ホーンを主役にして職人ジョン・バダムが作ったアクション・コメディがこれ。さらにヒッチコックのライトはサスペンスのノリもはいっている。
昔読んでいた『スクリーン』で、今は亡き双葉十三郎さんがこの映画にけっこう高い点をつけていたのを思い出す。残念ながら私はその感覚にはちょっと賛同しかねるが、双葉さんもジョン・バダムの職人的見せ方は気に入っている様子。なので甘くなってしまったのだろう。私もジョン・バダムは好きなのだけど・・、でも、この映画はもうちょっとがんばってほしかった。80年代のジョン・バダムお得意の専門分野のテクニカル演出があまりなくって、ただのドタバタ劇になってしまっているのが残念。

<あらすじ>
立ち寄った自動車修理工場で、15年前に航空事故で死亡したはずの恋人リック(メル・ギブソン)に瓜二つの男に出会うマリアンヌ・グレーブス(ゴールディ・ホーン)。マリアンヌに気づかれたと思ったリックは急いでFBIに連絡をとる。彼は麻薬組織を裁判にかけるために承認としてFBIの保護プログラムにまもられている男だった。しかし新しく変わった担当者は麻薬組織に買収されていて、彼を証人保護リストから外し、彼の居場所を組織に連絡する。
その男のころが気になっていたマリアンヌはずっと修理工場を見張っていたが、殺し屋に襲撃されたリックが逃げ出してきて、結局どさくさにまぎれて二人は脱出する。リックはマリアンヌにすべての事情を打ち明けるが、マリアンヌは途中でカードをなくしており二人は一文無し。昔知り合いをたずねつつ逃走をつづける二人は、家畜病院でかつてリックの恋人だったレィチェル(ジョアン・セヴェランス)のところに逃げ込む。かつての恋人と再会したリックにやきもきするマリアンヌ。しかしそこにも追手が迫り、武装ヘリで襲撃されるが、レイチェルの助けもあり病院のセスナ機で脱出。最後は室内動物園で野獣たちのいるなか組織の追手と戦いになり、内部の施設を巧みに利用し、危機一髪のところで殺し屋達を倒す。

by ssm2438 | 2010-09-15 09:17 | ジョン・バダム(1939)


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