2010年 09月 18日
監督:クリント・イーストウッド 脚本:マイケル・バトラー/デニス・シュリアック 撮影:レックスフォード・メッツ 音楽:ジェリー・フィールディング 出演: クリント・イーストウッド (ベン・ショックリー) ソンドラ・ロック (オーガスタ・マリー) * * * そのシーンを作りたかったのは判るが、ドラマ的に必然性があったのだろうか・・・???? どうも、個人的にはクリント・イーストウッドが監督する作品はあまり好きになれない。どうもこの人の監督作品は、とっただけのフィルムをつなげて映画にしてるよう感じがあり、その前段階でどうすれば効果的にみせられる・・ってイメージ構築をしてないまま映画の撮影に入っているような気がする。フィルムメーカーとしての技術力を全然感じさせてくれないのだ。 世間でそこそこ評価されてきてる今日この頃だけど、私にはいつまでたってもかなり下手な監督さんって印象しかない。その印象をうえつけてくれたのがこのころの作品。・・というか、考えてみるといつも植えつけられているか(苦笑)。 クリント・イーストウッドといえば、60年代は西部劇、70年代は『ダーティハリー』という印象だが、ダーティ・ハじゃない刑事ドラマを撮ろうとして本人が監督しつつ撮ったのがこの映画。ただ、主人公の個性が乏しかったかな。あまりインパクトがないキャラなので総合的な構成的には成功してるとは思えなかった。当時彼がつきあっていたソンドラ・ロックをヒロインに据えたこの映画だが、彼女もそんなに趣味ではないし・・、最後の見せ場ののたのた通過するバスを銃弾散々ぶち込むシーンもそれがほんとに必要なのかどうなのか・・、その必要性を感じられないままみていたので、まるで映画を撮影しているシーンをみているような雰囲気だった。 <あらすじ> フェニックスの刑事ショックリー(クリント・イーストウッド)は、上司のブレイクロック警部補から依頼をうけて、ある事件の検察側の証人マリー(ソンドラ・ロック)をラスベガスまで護送することになる。彼女は「行けば殺される!」 と言い、ラスベガス行きを拒否する。強引につれていこうとするショックリーだが、待たせてあったレンタカーの爆発や、正体不明の車の追跡にあう。警察に応援を頼むが、あらわれたのは数十台のパトカーであり、二人がひとまず潜んでいた彼女の家を包囲し一斉射撃を始める。なんとか地下室より脱出2人の逃亡の旅が始まる。すべてはブレイロックの指示によるものだった。警察が彼女をなきものにしようとしているのである。 ショックリーはバスをジャックし、運転席を鉄板で囲むと、マリーと共にフェニックスへ向かった。バスはフェニックスの街に入るとそこには、銃をもった警官隊がまちうけていた。マリーという証人を連れて前進するのみのショックリー。道の両側に陣取った警官隊がそのバスめがけて無数の弾丸を叩き込む。
by ssm2438
| 2010-09-18 18:25
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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