西澤 晋 の 映画日記

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2010年 09月 23日

ヒドゥン(1987) ☆☆☆

ヒドゥン(1987) ☆☆☆_f0009381_18562581.jpg監督:ジャック・ショルダー
脚本:ボブ・ハント
撮影:ジャック・ヘイトキン
音楽:マイケル・コンヴァーティノ

出演:
カイル・マクラクラン (トム・ベック刑事)
マイケル・ヌーリー (宇宙人・ギャラガー)

       *        *        *

B級の王道作品。1988年のアボリアッツでグランプリ受賞!

地球に降り立って悪玉エイリアン。当時はやっていた『遊星からの物体X』のような擬態系エイリアンチックな展開だが、でもコンセプット的には『エイリアン』のほうが近いのかも。それを普通の刑事がおっかける。そしてその刑事の相棒になるのは、善玉エイリアンのカイル・マクラクラン。当時はやっていたエイリアンもののコンセプトを全部つぎこんで、それを庶民の代表娯楽ドラマ=刑事モノのコンセプトでやってしまった映画。
映画としては心底B級なので、前半はんかはかなりそのB級ぶりが出ててもうちょっとなんとかならんのか??っておもったけど、でも、お話がそれなりにあきさせないので最後までみせられた。

このころのカイル・マクラクランはとてもさわやか系二枚目で良かったのに、どこからあたりからくずれてきた。きっとデヴィット・リンチの作品にではじめたからだろう。『ショー・ガール』ではもう善玉キャラはほとんど影をひそめ怪しいキャラ全盛時代にはいっていた(苦笑)。
人間の刑事はマイケル・ルーニー。ほとんど『フラッシュダンス』でしか知らない(苦笑)。

<あらすじ>
それまでごくごく普通の人間だと想われていた男が突然にフェラーリを乗り逃げし、凶悪犯と化してしまった。ロサンゼルス市警の刑事トム・ベック(マイケル・ヌーリー)は、激しいカー・チェイスの末に彼をしとめた。そんなベックの前にFBI捜査官でロイド・ギャラガー(カイル・マクラクラン)と名乗る男が姿を現わした。ギャラガーは、自分はエイリアンで、自分の妻子を殺されたエイリアンを長年追い続けているのだと告白する。そしてその悪玉エイリアンが地球にきている。
その悪玉エイリアンは口から口へと移動し、のっとった体で犯罪を犯していく。最初の犯人の痛いが担ぎ込まれた病院で重態患者にのりうつり、そのあとストリッパーの女へ、そしてベックの上司の愛犬を通して彼の体へ、そしてベックの同僚へと体乗り換えていき、ついには次期大統領候捕ホルトへと乗り移ってゆくのだった。ベックはホルスの銃弾に倒れるが、ギャラガーがホルスを破壊するのだった。復讐を遂げたギャラガーは、死んだベックの体内に移り込みベックとしてこれからの人生を歩むのだった。

by ssm2438 | 2010-09-23 18:56


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