西澤 晋 の 映画日記

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2010年 10月 12日

スター・トレック4/故郷(ふるさと)への長い道(1986) ☆☆☆☆

f0009381_22152115.jpg監督:レナード・ニモイ
脚本:ハーヴ・ベネット
    スティーヴ・ミーアソン
    ピーター・クリクス
    ニコラス・メイヤー
撮影:ドン・ピーターマン
音楽:レナード・ローゼンマン

出演:
ウィリアム・シャトナー (カーク提督)
レナード・ニモイ (ミスター・スポック)

       *        *        *

捕鯨反対スピリットは気にいらないが、お話としてはすこぶる面白い。

もう何度も映画化され、テレビシリーズも何世代も違うジェネレーションがうまれているこのシリーズ。そのテレビシリーズ終了後に映画がつくられた劇場版の4作目がこれ。

このテレビシリーズの一番初め、『スター・トレック/宇宙大作戦』のタイトルで日本におめみえしたこのシリーズは、本国アメリカでは1966年から1969年まで放送された。その後10年の時をへて映画でよみがえったのが映画版シリーズ第1作。当時どこまでシリーズ化を考えていたかはよく判らないが、映画版の第一作目は、『アンドロメダ・・・』ロバート・ワイズが監督をまかされ、撮影はダグラス・トランブルが行った。
ロバート・ワイズの場合は、時間がかかるところはそのまんま地味~~~~~に時間をかけてやるので、アップテンポの映画になれている最近のひとたちには退屈だと思われる。そして特撮もダグラス・トランブル。『2001年宇宙の旅』などをやった彼なのだが、この人の特撮は静的特撮で品がよく、スタートレックの本質的にはかなり的をえた映画になっていたと思う。個人的にはけっこうすきなのである。

その後、第一作目があまりに退屈な映画だったため、2作目以降は良くあるアクション映画に衣替え。確かに退屈ではなくなったが、『スタートレック』のいいところは『スターウォーズ』を一線を隔したインテリジェンスなSFな部分であり、ほとど『スターウォーズ』してしまった2作目は個人的にはもうどうでも良かった。その最後でMr.スポックが死に、3作目でその復活劇を行い、そしてこの場違いな快作『故郷(ふるさと)への長い道』となるのである。一応話の流れはつながって入るが、挿入話的な展開であり、これだけみても全然問題ない。劇場版のシリーズのなかではピカイチの面白さである。

<あらすじ>
地球に謎の探査宇宙船近づいてきた。その宇宙船が発生させる強烈なエネルギーのため、地球では電波が荒れ、災害が続発し、暴風雨に襲われている。その探査線は当初人類にコンタクトをしてきたモノと考えられたが、どうやら彼らがコンタクトしようしたのが別の生命体、ザトウクジラであることが判った。そのザトウクジラにコンタクトをとれるまで宇宙探査船は地球から離れない様子。しかしその地球にはすでにザトウクジラは死滅していた。大規模な電波障害から地球をまもるために、カーク船長(ウィリアム・シャトナー)らはザトウクジラが生息していた20世紀後半にタイムトリップし、ザトウクジラを未来に連れて還る計画を実行するしかなくなる。
カーク船長とMr.スポック(レナード・ニモイ)他数名は1986年のサンフランシスコに到着。カルチャーショックを味わいつつも、クジラ捕獲作戦を開始。クジラを乗せるための大水槽を作り、未来に帰るエネルギーを原子力空母より盗む。クジラはカークらが親しくなった海洋生物学者テイラー博士(キャサリン・ヒックス)の手助けで水族館より入手。かくて 23世紀の嵐の海にクジラは放たれ、探査船は去り、地球に再び平和が戻る。

未来を生きる彼らが現在の地球にやってきて、初めて触れる過去の地球文化にカルチャーショックを受けつつ、世間をさわがせずクジラを捕獲し、未来に送り届けようとする奇想天外なお話がハートフルに描かれている。監督はレナード・ニモイが担当している。

by ssm2438 | 2010-10-12 23:16


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