西澤 晋 の 映画日記

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2010年 10月 08日

エーゲ海に捧ぐ(1979) ☆

f0009381_2348295.jpg監督:池田満寿夫
脚本:池田満寿夫
撮影:マリオ・ヴルピアーニ/マウリツィオ・マッギ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:
クラウディオ・アリオッティ (ニコス)
イローナ・スターラ (画商の娘アニータ)
オルガ・カルラトス (エルダ)
サンドラ・ドブリ (エルダの妹リーザ)


       *        *        *

どういう経過でこの映画は実現したんだろう?

ローマに出てきた美大生のニコス(クラウディオ・アリオッティ)は、下宿先独身女性エルダ(オルガ・カルラトス)と“H”してしまう。二人の関係は新密度を増していく。彼女には、幼年期に熱病にかかり言葉のきけない妹のリーザ(サンドラ・ドブリ)がいた。やがてニコスはエルダは結婚した。しかしそのころから、名の通った画廊の経営者のダンチオに気に入られたニコスは、彼の娘のアニタ(イローナ・スターラ)と“H”するようになる。
エルダの目を盗み、アニタとの情事を続けるニコス。口のきけないリーザは口実に使われていた。ひそかにニコスを想っていたリーザが、最後にニコスを撃ち殺す・・・。

実はこの映画、大昔に劇場で見たのでした(苦笑)。当時はヨーロッパの青春ソフト“H”モノがけっこう流行ってた時期であり、“H”ビデオもないので女の裸とか“H”をフィルムでみるのは映画だけだった。さんな中で日本資本参戦、それもイタリア人をつかっての撮影。でも内容は・・・なにかあったのだろうか? 雰囲気先行で全然ガツンなインパクトもないまま終わってしまった覚えがある。

何でこの映画、こんなに面白くないかといわれると、多分主人公に感情移入できないのだと思う。あまりにいい加減すぎる。観客のアベレージ以上にシャローなので、見ている人たちもこの主人公を軽蔑しかしないのだろう。庶民の価値観より程度を下げたキャラクターを主人公にするのはこういう結果を招く。

ちなみに、画商の娘アニータ役のイローナだが、彼女こそがかの有名なチッチョリーナである。

by ssm2438 | 2010-10-08 23:49


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