西澤 晋 の 映画日記

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2010年 10月 27日

ステイン・アライブ(1983) ☆☆

ステイン・アライブ(1983) ☆☆_f0009381_1956497.jpg監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:ニック・マクリーン
音楽:ザ・ビー・ジーズ

出演:
ジョン・トラヴォルタ (トニー)
シンシア・ローズ (ジャッキー)
フィノラ・ヒューズ (ローラ)

       *        *        *

おお、売れないシンシア・ローズがこんなところに!

ダンスモノだけはけっこう出てるのだけど他の作品になかなかお呼びがかからないシンシア・ローズ。でも、個人的には嫌いではないのだけど。『未来警察』で、小型のロケット弾が腕にめりこんで、トム・セレックに摘出してもらってるところの哀れさは素敵だ。あのときのシンシア・ローズは忘れられない可愛らしさだった。

で、お話は・・・一応『サタデー・ナイト・フィーバー』からかろうじてつながっている。ただコンセプトは全然違う映画。前回、なんのへんてつもない生活から抜け出したいと思い始めた青年のほろ苦い青春ストーリーだったが、今夏はがちがちのスポ根ものである。なので印象的にはまったく別物という感さえ受ける。
ただ、私個人としては、この映画はこの映画でけっこう好きなのである。

ダンスシーンは、おっぱいさえ出ていないが『ショーガール』のようなある種のお下劣さがあり、なかなか楽しい。ただ、会場の人たちを前にショーをしているはずなのだが、セットの中でショーをやっているように見えてしまうのがちょっとつらい。まあ、そこはスタローンのもういいじゃん、そんなのスピリットで忘れ去られている。ただ、やっぱり物語としては、ショーであることをなおざりにしてしまった部分はやはり痛かった。

ただ、最後の「歩きたいんだ」ってただ満足して歩くだけのカットは大好きだ。

<あらすじ>
ステイン・アライブ(1983) ☆☆_f0009381_19583431.jpg嘗てのディスコ・キングだったトニー(ジョン・細かった頃のトラヴォルタ)は、いまではブロードウェイでのダンサーを目指し、手当たり次第にオーディションを受けまくっていた。ある夜、トニーは恋人であるジャッキー(シンシア・ローズ)が出演しているブロードウェイ・ショーを観に行く。トニーは、その舞台のヒロイン役であるローラ(フィノラ・ヒューズ)に一目惚れしてしまう。ローラにしてみればただの一夜の遊びだったが、それでも彼女を抱けたトニーは有頂天になった。
ローラの勧めで新作のオーディションを受けてみると、運が良いことに端役にありつくことができた。さらに有頂天になるトニーはローラをしつこく求めるが、その後は相手にされず、ジャッキーにも“H”のことがばれてしまう。一度は凹んで故郷に帰るトニーだった復活。
ジャッキーに頼み込んで夜通しリハーサルに励み、主役のステップを見事にマスター舌とニーは主役の座を奪い取る。相手役のローラは大声で反対する。二人が組んだステップは気が合わず、何度も失敗するが、振付のジェシーはトニーの野性味をかっていた。
新作『悪魔の裏通り』の、ブロードウェイ初日の幕が上がった。トニーは演目の途中で台本を無視し、即興の踊りを続ける。突然、踊りの途中でローラにキスしようとしたトニーの顔を、彼女はひっかいた。主役二人の火花の散るような激しい心の葛藤が、舞台に計算外の緊張感をもたらせ、熱狂のうちに幕は下りた。観客の誰もが席を立たずに割れるような拍手を送り続ける。ディスコ・キングはブロードウェイに彗星のように現れた新しいスターとなった。

by ssm2438 | 2010-10-27 18:01 | S・スタローン(1946)


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