西澤 晋 の 映画日記

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2010年 11月 10日

ジョー、満月の島へ行く(1990) ☆

f0009381_845396.jpg監督:ジョン・パトリック・シャンリー
脚本:ジョン・パトリック・シャンリー
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ他
特撮:ILM

出演:
トム・ハンクス (ジョー)
メグ・ライアン (ディーディー/アンジェリカ/パトリシア)

       *        *        *

トム・ハンクス&メグ・ライアンのゴールデンコンビの初タッグなれど・・・

日本では劇場公開は見送りになり、ビデオ発売だけだったのだが、『恋人たちの予感』メグ・ライアンが良かったので、運悪く私はこのビデオを借りて見てしまった(苦笑)。メグ・ライアンが出た映画の中では『プロミストランド』と並んで最低だろう。

サラリーマンのジョー・バンクス(トム・ハンクス)は病院で検査を受けると、脳に雲がかかっていると診断され、余命半年と告げられる。ヤケになったジョーは、以前からむかついている会社の上司に逆切れ、気になっていた女の子(メグ・ライアン1号)を食事に誘うが、自分があと少しで死ぬことを彼女に告げると彼女は去っていった。
そんな彼のところに奇妙な依頼が舞い込む。その依頼を持ってきたのは、とある南の島でレアメタルを掘り出そうとしている会社社長で、その島の原住民との交渉で、火山の生贄になってくれる人を探してくれれば、その原料は渡すということになっているらしい。余命もあと半年といわれたジョーはその申し出を引き受けてしまう。
翌日、カリフォルニアへとんだジョーは、その会社社長の娘であるアンジェリカ(メグ・ライアン2号)の出迎えをうける。アンジェリカからグレイナモアのもう一人の娘パトリシア(メグ・ライアン3号)に引き継がれたジョーは、いざ南の島へ旅立った。
島では火山の生贄にされるが、最後どっかああああああああんと火山が爆発、その勢いで飛ばされたジョーとパトリシアは助かり、病気もなんだか治ってるみた・・という話。

話もどうでもいいのだが、見せ方もチョーダサい。ギャグもセットのダサさもすべりまくり。まだ、前半はいいのだが、島にいってからのセットのひどさはまるで学芸会レベル。『ゴジラ対キングコング』とか、『モスラ対ゴジラ』のインファント島のようなダサさである。それらは60年代の映画なのでまだゆるせるが、90年代の映画でこのダサいセットには驚愕してしまう。

本編のなかで、メグ・ライアンが3役をこなしている。ストーリーが展開するにしたがって、トム・ハンクスにからんでくる女性が3人でるのがだ、これが全部メグ・ライアン。しかし、特にそうする必要があったのかどうか・・、そうする意味があったのかどうか・・、少なくとも映画のなかでは、そうする必要性はまったく描かれてなく、彼女を3役させることにまったく意味がないという構成倒れもいいところ。
主人公といい感じになりかけるが直ぐに別れが訪れ、そこで期待がぶつ切りになるのでまったく興ざめさせられる。それが2度もあるので最悪。いくら同じ役者がやってても、物語のなかでは人格が違うのだから、みているわれわれにしてみれな、この主人公は誰でもいいんだ・・と理解してしまう。

・・・ふと考える。もし、一番最初に登場したテディをメグ・ライアンにして、姉のアンジェリカは別の人にして、実はその大富豪の娘はテディだったということで、後半を展開してたらなにか問題があったのだろうか?

才能のないピッチャーが「ボク、ストレートはダメなんでカーブなげてみます」って言って、実はカーブも投げられるわけはなく、すっぽ抜けのとんでもないへなちょこ暴投をしてしまったような映画でした。

by ssm2438 | 2010-11-10 08:52 | S・スピルバーグ(1946)


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