西澤 晋 の 映画日記

ssm2438.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2010年 12月 08日

川のほとりのおもしろ荘(1979) ☆☆☆

f0009381_22443024.jpg監督:ゴーラン・グラフマン
原作:アストリッド・リンドグレーン
脚本:アストリッド・リンドグレーン
撮影:ヨルゲン・ペルソン

出演:
ヨンナ・リリエンダール (マディケン)
モニカ・ノルドクヴィスト (マディケンの母)

       *        *        *

どこをきっても宮崎駿金太郎飴。

『濡れた唇』モニカ・ノルドクヴィストがお母さんになって帰ってきた!
しかし、『濡れた唇』の時にすでに27歳、それから12年たっているのでもうかなり老けて見えてしまった。当時は若かったからか、そんなにベッピンさんではないのだけど、あの妖艶さに惚れてしまいました。さすがにこの映画のときは39歳・・・、うむむ、ちょっと辛かったかな。数字よりも老けて見えてしまった。
39歳といえば、『帰郷』の時のジェーン・フォンダそのくらいだったかな。まだまだ女としていける年だとは思うのですが、本作のなかではすっかりお母さんになってしまってたのがちと残念。

内容的には「ディス・イズ・ザ・宮崎駿」のような映画。どこをきっても宮崎駿金太郎飴。それが実写だというだけ。子供達の感情表現やら意地のはりかたやら、まったくもって宮崎テイスト。宮崎駿のルーツをみたおもいがしました。きっと宮崎さんはこの原作者のアストリッド・リンドグレーンの話をしこたま読んでしってたんでしょうね。
ちなみにアストリッド・リンドグレーンは、『長靴下のぴっぴシリーズ』とか『ロッタちゃんシリーズ』とか、ラッセ・ハルストレムが監督した『やかまし村の子どもたち』などの原作者。ちなみにこの『やかまし村の子供たち』はこの『川のほとりのおもしろ荘』の続編にあたり、主人公もこの物語のマディケンだとか。

しかし・・・、スウェーデン映画というのは、いいですね。映像レベルは極めて高く、洗練されている。なおかつ世界観が実におおからで、セックスに関してすっごく寛容なお国柄だなあって思う。
この映画でも始まってすぐ、いきなり主人公とその妹の全開ヌード。ぎょおおおおおおおお!!! こんなの日本でやったらアグネス・チャン怒鳴り込んできますよ(苦笑)。でも、まったくいやらしさはなく、朝おきて着替えるシーンなのだけど、寝衣を脱いだらそのしたはスッポンポン。そんなの平気でふたりして着替えてるところをのままうつしてる。胸もないけど、股間の毛もない。それも全然モザイク無しだからいやらしくもない。これはもうスウェーデンという国のある種の性的なおおらかさですね。そのあとも、幼女4人であたまについたシラミを駆除してもらうときに、これまたスッポンポンで水浴び。ロリーファンにはたまらん映画かもしれないですね(まったくいやらしさはないけど)。しかし、こういう健全な映画はいつまでもこのままにしておいでほしいものです。

あと、隣の家のマディケンが好きな男の子のお父さんが仕事もしないのんべえ。この描写も「ゆりかごから墓場まで」というスウェーデンの極端化福祉国家ならでは描写でしょう。しかし、この国というのは、ある種独特の文化の発展をしている国ですよね。

<あらすじ>
マディケン(ヨンナ・リリエンダール)とリサベットの姉妹は、新聞記者のお父さんと優しいお母さん(モニカ・ノルドクヴィスト)、そしてメイドのアルバと一緒におもしろ荘と呼ばれる家すんでい隣にはマディケンの好きなお男の子アッベの家族が住んでいてる。そんなアッベに新しく勝ってもらった赤い靴をみてもらいたくて、祭りにその靴をはいていくマディケン。しかし学校でいつもマディケンに敵対心をもやすミーアに難癖をつけられ片方のくつをぽいって投げられてしまう。
「どろんこにするから、新しい靴ははいてっちゃいけません」ってお母さんにいわれてたのに、アッベにみせたくて履いていってしまい、その結果が片方の靴をミーアに捨てられてなくしてしまうとい・・実に子供心のポイントをついたエピソードだなあって思った。

f0009381_22414257.jpgそんなミーアは学校でも意地っ張り。決して謝ることが出来ない彼女がじつに素敵。そんなミーアと意地をはりっこしてしまい、勇気があるなら校舎の屋根を上を歩みせろってことになる。しかし、これが心臓に怪我は得ているマディケンは、やってしまう。づづいてミーア。しかしミーアは怖さにまけて断念。
降りてきたミーアが「き今日はお腹がすいててめまいがしただけよ。今度なら出来るわ」といって去ってくあたりが実に素敵なミーア!!

子供のころの完成が実に丁寧におりこまれていて、ああ、そうだそうだ、子供ってこんな感覚だって思えてしまう。ミーアとの意地の張りっこで、学校の屋根の上を歩マディケンのガツンな望遠が実に印象的だった。

マディケン萌えの男って世界中にいるんだろうなあ・・(笑)

by ssm2438 | 2010-12-08 22:45


<< 甘い生活(1959) ☆      チャイナ・シンドローム(197... >>