西澤 晋 の 映画日記

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2010年 01月 18日

ワン・ナイト・スタンド(1997) ☆

f0009381_10381438.jpg監督:マイク・フィギス
脚本:マイク・フィギス
撮影:デクラン・クイン
音楽:マイク・フィギス

出演:
ウェズリー・スナイプス (マックス・カーライル)
ナスターシャ・キンスキー (カレン)
カイル・マクラクラン (ヴァーノン)
ミンナ・ウェン (マックスの妻・ミミ)
ロバート・ダウニー・Jr (チャーリー)

       *        *        *

私の嫌いなスパイク・リー『ジャングル・フィーバー』とイメージがかぶるのだが・・・、それは単に主人公が一緒で白人と恋愛関係になるというところだけ。しかし、どうも私のなかでは、ウェズリー・スナイプスと白人女性との恋愛っていったらナスターシャ・キンスキーというイメージがやきついており、「あれ、じゃ、『ジャングルフィーバー』の時の相手役はだれだっけ???」と度忘れすることがある。反対に「『ジャングル・フィーバー』の時のウェズリー・スナイプスの相手役ってナスターシャ・キンスキーじゃなかったっけ? じゃあ、ナスターシャ・キンスキーと一緒にでたのは・・・????」と混乱することもしばしば。
そんなわけで、ここはひとつイメージを焼き付けておこうと思って今回はこの『ワン・ナイト・スタンド』。

監督は、ときどき忘れたころに気になる映画をとるマイク・フィギズ『リーニング・ラスベガス』『背徳の囁き』はどはけっこう好きです。しかし・・・これはちょっと・・・、あまり抑揚のきいた映画ではなかった。演出の仕方がはスパイク・リーって最低だと思うが、その『ジャングル・フィーバー』よりもはるかにつまらなかった(苦笑)。

<あらすじ>
CMディレクターのマックス(ウェズリー・スナイプス)は仕事も成功を収め、妻ミミ(ミンナ・ウェン)と二人の子供にも恵まれ、満たされた毎日を送っていた。そんなマックスは、絶交状態だったかつての親友チャーリー(ロバート・ダウニー・Jr.)に会いにニューヨークを訪れる。チャーリーは HIVにかかり、いつ死ぬかもわからなくなったため、絶交を解消しようというのだ。その訪問のあと、マックスは魅力的な女性カレン(ナスターシャ・キンスキー)と出会い、一夜の情事を交わしてしまう。
そして一年後、HIVの末期症状に陥ったチャーリーを見舞うために再びマックスは妻のミミをつれてニューヨークへ飛んだ。そこでチャーリーの兄ヴァーノン(カイル・マクラクラン)を紹介されるのだが、彼の妻があのカレンだった。やがてチャーリーは息をひきとり、葬儀後、マックスとカレンは逢い引きのため庭の小屋へはいっていった。ところがそこには先客が。それはミミとヴァーノンだった。
そして次にあったとき、彼らはお互いにパートナーを交換し、何事もなかったかのようにスシバーで談笑するのだった。

この映画に抑揚がないのは、主人公たちのお互いの相手とひっつく理由が薄すぎること。しかし物語の中では、なんだかんだいいながらウェズリー・スナイプスとナスターシャ・キンスキーはエッチにいたる。そして1年後に再開したときもやっぱりエッチしようとする・・・。特に理由もなくなんとなく・・といういも悪くはないのだけど、やはりお互いの浮気がばれたときはそれなりのトラブルとそれぞれの登場人物の心の整理が必要だろう。それこそが一番みせるべきパートになるはずなのだがそこが省かれており、結果として、浮気相手同士、特に問題もなくひっつきました・・って提示されているだけで終わっている。
うむむむ・・・・そこになにか意味があったのだろうか?

普通に考えると、これがウディ・アレンの映画だったりしたら、結果はおなじでも、そこに至る過程を面白・切なく表現してくれるものだし、普通のドラマというのはそこがどう描かれるのかが一番重要なところだろう。別にどろどろにする必要はなく、そこをあっさりとパートナーチェンジするのだってそれはそれで映画としては成立するはず。この映画はそこをかかないで、たんなる「おち」として最後はパートナー交換があっさりできてしまいました・・という話になっていいる。きちんとそこまで段取りを描いた映画と比べて、現状の映画は面白いとはおもわないのだけど・・・。
ドラマの作家というものは、観客の期待するものを裏切って、なおかつそれ以上のものを提示してなんぼ・・だと思うが、これは観客の期待するものを裏切って、それ以下のものしか提示でいないという・・まことにこまったちゃんの映画である。マイク・フィギスって途中で製作サイドとぐれたりしたんじゃないだろうかってかんぐってしまう(苦笑)。

by SSM2438 | 2010-01-18 10:43


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