西澤 晋 の 映画日記

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2011年 01月 22日

おくりびと(2008) ☆☆☆

f0009381_12183095.jpg監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
撮影:浜田毅
音楽:久石譲

出演:
本木雅弘 (小林大悟)
広末涼子 (小林美香)
山崎努 (佐々木生栄)

       *        *        *

音楽だけはいい!

悪くはないのだけど、よくもない。アカデミー外国語映画賞というのはどうなんでしょうね? 最近どこの国もいい映画がなくって、めずらしそうな映画だったのでぽろってとってしまったのでしょうか。画面にしても、お話にしても、どこかテレビのようで、映画っぽくないというのが私の感性にはひびかなかった。
これは滝田洋二郎のどの映画にもいえることなのだけど。
日活ロマンポルノの監督作品というのは絵つくりが駄目だ。修行時代に被写体に近い位置で撮ることになれてて、望遠の気持ちよさというのを知らないままに監督とつづけているひとが非常に多い。滝田洋二郎もそのひとり。この人の映画はユニークなのだが、画面で感動させるって見せ方ができない。たぶんテレもあるのだろう。なにかにつけてかっこよく撮れない人なのだと思う。

私が思うに、この題材をそのまま、『劔岳 点の記』木村大作に監督・撮影やってもらったらとってもいいものができたような気がする。木村大作の人柄こそが、この作品には一番あってるようなきがしたのだけど・・。
木村大作の画面なら、川辺でチェロを弾くもっくんの絵もどれだけかっこいいものになったことか・・・。その画面だけで、この映画は見る価値のあるものになっていたにちがいないと無駄に想像してみる(苦笑)。

<あらすじ>
父は愛人を作ってでていき、母に女手ひとつで育てられた大小林大悟(本木雅弘)。彼の所属していたオーケストラが解散し、職をうしないった大悟は実家のある山形に帰ってきた。そこで大悟は、佐々木(山崎努)が経営する納棺師という仕事についた。しかし大悟の仕事を知った妻の美香(広末涼子)は、我慢できずに実家へと帰ってしまう。しかし大悟は自分の仕事をつづけていく。
うやがて父の訃報が大悟のもとに届く。家庭を捨てた父親には深いわだかまりを抱いていた大悟だが、戻ってきた美香とともに父の老人ホームに向かう。そこには、30年ぶりに対面する父の遺体があった。そして父の手の中には角がとれたまるっこい石。老人ホームに、大悟に納棺士をやらせてあげてほしと申し出る美香。そして大悟は父の納棺を慎ましく行っていくのだった。

by SSM2438 | 2011-01-22 12:19


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