西澤 晋 の 映画日記

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2011年 01月 30日

トゥルー・ビリーヴァー/はぐれ弁護士の執念(1989) ☆☆

f0009381_17131281.jpg監督:ジョセフ・ルーベン
脚本:ウェズリー・ストリック

出演:
ジェームズ・ウッズ (エディ・ドット)
ロバート・ダウニー・Jr (ロジャー・バーロン)

       *        *        *

ラリーの若い頃はこんなだったのだろうか・・・。

『アリー・マイラブ』シーズン4でアリーの恋人役ラリーとして登場、その後アリーとひっつくはずだったが、麻薬問題で逮捕起訴されロバート・ダウニー・Jr。そのおかげでシーズン5は大幅なシナリオ変更を余儀なくされたという。おかげでシーズン5はぼろぼろだったのだけど、それでもシーズン4でのラリー人気はすばらしく、アリーの恋人となるべきもっとふさわしい人ランキングでは、ロバート・ダウニー・Jr扮するラリーがトップだった。
そんなロバート・ダウニー・Jrがこの映画のなかではぴっかぴかの1年生弁護士を熱演、やさぐれ弁護士のジェームズ・ウッズをふたたび開花させるという話。

監督は『フォーガットン』ジョセフ・ルーベン。残念ながら才能ある監督だとは思えないが、この作品においてはジェームズ・ウッズのハイテンションの芝居が印象深かったせいか、この映画だけで名前を覚えてしまった(苦笑)。でも、のちのちの仕事をみると、やっぱりこの映画の魅力はジェームズ・ウッズの浮いてるまでの芝居と、あの怪しい髪形と、ロバート・ダウニー・Jrの正義感あふれる健全な弁護士ぶりだろう。

ジェームス・ウッズは実はけっこう好きな役者さんの一人なのだ。『ザ・コップ』の時の徹底的に夢をみない現実主義の刑事役と『殺しのベストセラー』の殺し屋クリープの哀愁は絶品である。この人に魅力は・・・、体力的には絶対勝てそうにない相手にもかかわらず、皮肉屋根性だけで意地をはる健気さだと思う。それは『サルバドル』の時の主人公にも現れていた。人間的にはひ弱なくせに、かっこつける彼の芝居はとても真実味があり私は大好きである。本作にも銃をつきつけられ脅されるシーンがあるが、そこでモ皮肉屋根性だけでプライドを保ち、その悔しさをばねにして事件を解決するエナジーに変えていく。最初は正義感ばりばりのロバート・ダウニー・Jrに担がれていたのだが、中盤からがかなり暴走、今度はロバート・ダウニー・Jrがお守りする番になる。

ただ、この物語はシナリオがヘボすぎ。ご都合主義的な謎解きになってしまい、もうすこし理詰めで作ってほしかった。本来の依頼は刑務内で殺人を犯した韓国人を弁護するというもの。でも、その方面では勝算なく、だったらこの韓国人が犯した犯罪を洗い、そこに不当逮捕が認められれば彼が刑務所にいること自体があるべきことではないので、そこで犯した犯罪も裁けるものではない・・という主張(だったように思う)。
私としては裁判ものの、スリリングな理屈のやり取り・質疑応答技を期待してみてたのだが、結局昔の事件を暴きなおす刑事ドラマになってしまったのが残念だった。

<あらすじ>
刑務所内で韓国人青年キムが別の受刑者を刺し殺す事件がおきた。この事件を被告の韓国人青年を弁護することになttなおがエディ・ドット(ジェームズ・ウッズ)。街の悪人を弁護し大金を稼いでいる悪徳弁護士である。そのエディの弁護士氏事務所で働くとになった新人弁護士ロジャー(ロバート・ダウニー・Jr)。
「息子が無実の罪で刑務所に入れられ、所内で刺殺した件は正当防衛だ」というのがその韓国人青年の母の言い分だった。しかし殺した相手を人種差別男と判断、正当防衛を証明するのは困難と判断したエディ。しかしもし・・、その母親が言うように彼が無実の罪で刑務所に入れられたのなら彼を救うことが出来るかもしれないと変化球攻撃に切り替える。こうして8年前に中華街でおきた事件を再び洗いなおすエディとロジャー。
二人は配管工場主のアート・エスパーザにたどり着く。キムの殺したというジミー・チンという男は、エスパー座の妻とも関係があったのだ。さらに調べを進めていくと、エスパーザは何度も危ない事件を起こしていながら刑事告訴を免れている。彼は警察内部にもつながっており、検事の密告屋を守る為に刑事達が隠蔽工作をさせられていた事を法廷で暴露する。結局エスパーザが妻の浮気相手を殺したというのが真相であり、キムは無罪放免となった。

by ssm2438 | 2011-01-30 17:15


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