西澤 晋 の 映画日記

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2009年 02月 02日

バニシング・ポイント(1971) ☆☆

f0009381_20284786.jpg監督:リチャード・C・サラフィアン
脚本:ギレルモ・ケイン
撮影:ジョン・A・アロンゾ
編集:ステファン・アーンステン
音楽監修:ジミー・ボーウェン

出演:
バリー・ニューマン (コワルスキー)
クリーヴォン・リトル (スーパー・ソウル)
ギルダ・テクスター (裸の女ライダー)

       *        *        *

全裸ライダーの貧乳がすてき!

アメリカン・ニューシネマですな。私の大嫌いな。
車版の『イージー・ライダー』ともいえる。私の嫌いな。
愛すべき映画ではないが・・、愛される映画かもしれない。

<あらすじ>
15時間でデンバーからサンフランシスコまでの車の陸送をやれるかどうかという賭けをしたコワルスキー(バリー・ニューマン)はアメリカの大地を全速力でぶっとばす。さすがに警官もコワルスキーの車を追い始める。このニュースを聞いた盲目のディスク・ジョッカー、スーパー・ソール(クリーヴォン・リトル)は興奮して、警察の通信を盗み取りして、情報をコワルスキーに流し始める。

この種の映画は、ある種の人間にはめっちゃ愛される映画だと思われる。70年代にはじめてみた映画がこれだという人。たぶん「いかすー!」って思ったに違いない。私は愛さないが、その魅力があるのも判る。それに権力や権威に対してやたらと反抗的な人。でも攻撃性があるわけではない。自分は誰にも迷惑をかけずに好きなことやってるのでなんで権力はそれ規制するんだ?って。生産性にとぼしく、消費性のなかでしか欲求がみたせない人。実にアメリカン・ニューシネマな人たちである。カッコたる生産的目的ももたず、反抗する相手として権力があり、なんでもかんでも犯行してたら引っ込みつかなくなって終わってしまった・・という流れ。こういう性質の人には実に妙に愛すべき作品だと思う。ただ・・、今見ると途中でやめたくなる可能性は高い・・はは。やっぱり退屈だ。

物語はデンバーからサンフランシスコまで車を走らせるというだけの話なのでかなり単調。そこにさりげなく過去のエピソードなどをインサートしながら主人公の人間性を描きつつ、ラジオのDJやら、ヒッピーやら、砂金探しのじいちゃんやらがなんとか主人公と接点をもちながら話をつないでいく。音楽も、ラジオDJが流すカントリーミュージーックなどが、車の走るシーンのBGMとしてつかわれてたりして、70年代の情緒はある。

f0009381_2024716.jpg困らない程度にお色気もある。
この主人公は元警官なのだが、上官が少女を麻薬所持の疑いで取調べ中に、弱みにつけこんで彼女を手ごめにしようとしたのをとめ、その女を逃がしクビになってしまったという過去話。そのパトカーの後ろで取調べと称して上官が女の子を裸にしようとするのだが、申し訳程度にオッパイ疲労してくれる。
さりげないサービスだなとおもっていると、後半では砂漠のまんなかで、素っ裸でバイクに乗るネーちゃん登場。このお姉ーちゃん、実はその昔助けた麻薬所持の女・・らしい。でも判別しづらい。バイクにのるのは初心者らしくかなり危なっかしい。あんな砂漠のなかでバイクなんかのったらお尻が焼けるんじゃないかと心配してしまう。ちなみにこのお姉ーちゃんにはタバコをもらうだけなのだが、味付けとしてはかつて自分を助けてくれた警官だったので、この人のニュース記事は全部切り抜いて集めてあったとさ。さりげなくというか、かなり強引に過去のアイテムを取り術。

by ssm2438 | 2009-02-02 21:07


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