西澤 晋 の 映画日記

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2011年 02月 19日

デッドゾーン(1983) ☆☆☆

f0009381_23161784.jpg監督:デヴィッド・クローネンバーグ
原作:スティーヴン・キング
脚本:ジェフリー・ボーム
撮影:マーク・アーウィン
音楽:マイケル・ケイメン

出演:クリストファー・ウォーケン (ジョニー・スミス)

       *        *        *

80年代の臨死体験からの生き返りもの。『レザレクション/復活』という映画はありますが、これとそれは臨死体験後の特殊能力ものとしては上出来の2本です。

今思うと『ネクスト』と同じ趣旨の話だったのだろう。しかし、『ネクスト』の場合はこれだとあまりに能力に再現なくなりすぎてドラマとしてアバウトになると思い、予知できる時間をある程度制限したのだろう。
アヴォリアッツ黄金のアンテナ賞を受賞している。

<あらすじ>
交通事故から昏睡状態に陥った英語教師ジョニー・スミス(クリストファー・ウォーケン)は、5年の時をへて意識をとりもどした。しかし当時付き合ってた彼女は他の男と結婚してしまい、ひとり浦島太郎のジョニー。そんな彼が担当の看護婦さんの手を握った時不思議な感覚が意識の中に飛び込んできた。子供が炎のなかでないている!!どうやらその看護婦さんの子供らしい。彼女が半信半疑でうちにかけつけると家は豪華につつまれていた。幸い消防士に子供は助けられていたが、この事件をきっかけにジョニーは自分の特殊な能力が宿っていることに気づく。
彼は、感情移入する相手の近接の空間の出来事や、過去、未来までもが見えてしまう。そしてついにある上院議員が大統領になり、核ミサイルのボタンをおすところまで見てしまう。未来の惨劇を防止するため、ジョニーは彼を殺そうとするが、なんと、昔の恋人の子供を立てにして自らをまもる。撃てなかったジョニーは失敗、シークレット・サービスに撃たれて死ぬ。しかし、ジョニーが死ぬ直前にみたのは、狙撃から子供を盾にして身を守った上院議員の写真であり、それが非難のもととなり、かれは大統領にはなれなかった。未来は救われたようだ・・・。

物語的にはかなりご都合主義的な能力だったのでだけど、その力に目覚めてしまったクリストファー・ウォーケンが、どう対処していいのかわからず戸惑うあたりがリアル。というか、我々の認識からすると実に普通で感情移入しやすいストーリーだった。
この映画をみても感じることなのだが、スティーブン・キングって弱者の夢を実によく具現化してくれる。弱者の夢ってどこか謙虚なんだよね(苦笑)。本人がそうなのだと思うが、妄想が大好きなで自分に自信をもてなかった子供だったのだろうって思った。たぶん男の子ならほとんどみんなが思い当たるだろう。

by ssm2438 | 2011-02-19 23:19


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