西澤 晋 の 映画日記

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2011年 05月 02日

ローズ家の戦争(1989) ☆

f0009381_11171465.jpg監督:ダニー・デヴィート
脚本:マイケル・リーソン
撮影:スティーヴン・H・ブラム
音楽:デヴィッド・ニューマン

出演:
キャスリーン・ターナー (バーバラ・ローズ)
マイケル・ダグラス (オリバー・ローズ)
ダニー・デヴィート (ギャビン・ダマート)

       *        *        *

犬は食べたくないなあ・・・。

この映画以前に『ロマンシング・ストーム』で共演してはちゃめちゃな良い感じをだしていたマイケル・ダグラスキャスリーン・ターナー。今回はその二人で離婚騒動をはちゃめちゃに描いた映画。

当時アメリカでは離婚率があがってきていて、二組のうち一組は離婚するという状態。離婚率50%を超えたとかいうニュースがめずらしかったのがこの頃の時代。そんな時代背景を、だったらもう突き抜けてしまえ!とばかりに作ったのがこのえいが。ブラックユーモアのナンセンス・コメディで一見なかなか面白そうなのだが、実はかなりつまらない。一番肝心な葛藤がなくなってしまったのだ。
このての映画というのは、自分のなかで相手を信じたい、もしかしたらよりが戻るかもしれない、という可能性を模索しつつ、いかに自分の有利な環境でそれを取り戻すかというお互いの心のせめぎあいと、相手とのせめぎあいが面白はずなのだ。ところがこの映画ではそこを突き抜けて、ただただ、離婚という舞台でどたどたばた戦争をしているだけなのだ。ドラマとしてはまったく面白くないのである。

しかし、物語の設定としては、面白くなる可能性のある映画だったと思う。一見反対におもわれるかもしれないが、のちに『Mr.&Mrs. スミス』のほうが映画的な基本構成としては遥かにスキルが高い。

<あらすじ>
弁護士のギャビン・アマート(ダニー・デヴィート)がある客に離婚話を話し始める。
バーバラ・ローズ(キャスリーン・ターナー) とオリヴァー・ローズ(マイケル・ダグラス)の結婚生活は17年つづいた。今のオリヴァーも法律事務所の重役にまで出世し、バーバラは日頃から目をつけていた豪邸を手に入れる。育児にも手がかからなと家事は家政婦に任せるようになる。やがてバーバラは弁護士を雇い、子供の養育権と家を条件に離婚を切り出す。しかし妻に未練を抱くオリヴァーは、あの家だけはやれない、とギャビンを雇い「ローズ家の戦争」は始まった。
家の中にはバーバラの領域、オリヴァーの領域、そして中立地帯を定め、戦場のようになってくる。バーバラが料理評論家達を家に呼んで料理を振舞っていた時に、オリヴァーが帰ってきて、風邪気味と言ってわざと料理の方にくしゃみする。鼻をかんだティッシュをスープに投げ込む。台所に入って料理中の魚に立ちション。報復として、バーバラはオリヴァーの思い出の愛車を4WD車で踏み潰す。最後バーバラがオリヴァーに愛犬を殺して、料理り、オリヴァーに食べさせるというかなり強烈なところまで展開する。

葛藤のないままただただ壊すだけなので、ガキの遊びでしかない。
映画してはかなり幼稚だ。

by SSM2438 | 2011-05-02 11:18


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