西澤 晋 の 映画日記

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2011年 09月 17日

ときめきサイエンス(1985) ☆

f0009381_10124260.jpg原題:WEIRD SCIENCE

監督:ジョン・ヒューズ
脚本:ジョン・ヒューズ
撮影:マシュー・F・レオネッティ
音楽:アイラ・ニューボーン

出演:ケリー・ルブロック

      *        *        *

うむむむ・・・ときめかないぞエレクトリック・ビーナス。

監督は『ブレックファースト・クラブ』『フェリスはある朝突然に』ジョン・ヒューズ。この監督さん、燃える映画はむちゃくちゃ燃えるのにはずす時はからっきしハズす。今回のこの映画も題材的にはとってもときめくはずのお話なのに、内容的には全く燃えない駄作だった。VHS発売時のタイトルは『エレクトリック・ビーナス/ときめきサイエンス』

時代はパソコンがすこしずつ民間に出回り始めた頃の話。当時はパソコンをやってる人などはほとんどオタク系の人くらいで一般人にはなじみの無い存在。なのでパソコンを操れる主人公を描くというのは「何でも出来る主人公」を意味する。非力なダメ男でもパソコン一つあれば万能になれることを夢見られた時代の話だ。

主人公の2人のさえない高校生ゲイリー(アンソニー・マイケル・ホール)とワイアット(イラン・ミッチェル=スミス)は、嘗てのゴシックホラー『フランケンシュタイン』を見ていて、フランケンシュタインのように人間を作ることを思い立つ。しかしそれは、パソコン上で理想の美人を作り出すことで、人造人間をつくることではなかった。ところが、そうして作り上げた理想の女性のデータが落雷のショックで具現化してしまったという話。

ま、そもそもナンセンスコメディなのでそれでもいいのだけど、ちょっと理屈がとおらなさすぎないか・・・???って思う。だいたいこの世界には質量保存の法則があるのだから、具現化したものの質量はどこからでてきたんだ??ってことになる。理屈ぬきなのファンタジーでも、最低限度の<コトの言い訳>がないファンタジーというのはひたすらつまらないものである。

f0009381_1091234.jpgそうしてあらわれたのがグラマー美人がケリー・ルブロック。スティーブン・セィーガルの奥さんである(笑)。右は彼女の美しかりしときの写真。

今日はまだ金曜日。都合のいいことに両親は月曜までいない!おお、すばらしいぞ!

しかしこのグラマーガールに描き方が無用なファンタジーてんこもりで、オンボロ車を新車に変えたり、暴走族の悪漢を奇怪な怪物に変身させたりとか・・・、もうここまで来ると幼児向けファンタジーに徹しており、<大人でも楽しめる>という、子供向け作品を作るの時の最低限度の鉄則を放棄してくれている。
せっかく主人公を高校生にしてるのだから、高校生の夢を具現化する方向でつくってほしいのに、幼稚園児の夢を、彼女で具現化させてるという最悪の展開。ジョン・ヒューズの幼児性が悪い方向にでた映画でした。
ああああああ、もう一回作り直してほしい!!

by ssm2438 | 2011-09-17 10:13


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