西澤 晋 の 映画日記

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2011年 10月 09日

真昼の死闘(1970) ☆☆

f0009381_12544823.jpg原題:TWO MULES FOR SISTER SARA

監督:ドン・シーゲル
脚本:アルバート・マルツ
撮影:ガブリエル・フィゲロア
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:
クリント・イーストウッド (ホーガン)
シャーリー・マクレーン (シスター・サラ)

       *        *        *

最後の大決戦は夜なのに、『真昼の・・』とはこれいかに?

舞台となるのはメキシコのある町。そこはフランス軍に支配されていて植民地化されていた。メキシコ人たちはフランス軍の圧制に苦しみながらも、その一部はレジスタンスを組織し、フランス軍と戦っていた。そんな状況下で、クリント・イーストウッド演じるアウトローのホーガンは、成功報酬を求めて、レジスタンスに肩入れし、フランス軍の殲滅とメキシコの村の解放をめざすという筋書き。
映画はほとんど『スター・ウォーズ』をみているような感覚におちいる。なんというか、ハン・ソロとレイア姫が西部劇をやってるようなイメージ。・・・というか、『スター・ウォーズ』がこのテイストをSFの舞台に移植したというほうが正しいのだろう。なので、お気軽にみられる西部劇だった。

ちなみに原題は『TWO MULES FOR SISTER SARA』(シスターサラのための2頭のラバ)。一頭はシスターさらがいつものっているラバで、もう一頭はクリント・イーストウッドのことなのだろう(笑)。

シスター・サラを演じたのは、可愛げのある女を演じたら天下一品のシャーリー・マクレーン。小太りで顔がけっこう大きくて、目がちょっとはなれ気味で、バランスのよくないビジュアルなのだけど、この人が演じるととても愛されるキャラクターができあがってしまうという、不思議な女優さん。『アパートの鍵貸します』でもキュートなところをみせていた。『チャンス』ではすでにおばさんだったのだけどそのキュートさは健在。オナニーシーンはなかなか楽しかった。
そんなシャーリー・マクレーンが今回相手にするのがクリント・イーストウッド。我々の世代ではクリント・イーストウッド=ダーティ・ハリーなのだが、我々よりもう5歳くらい上の世代だとクリント・イーストウッド=西部劇というイメージらしい。

全体的に楽しくみられるエンタメ・西部劇なのだが、オチや最後の大決戦アクションシーンが無いほうがいいんじゃないかって思える。そのくらいシャーリー・マクレーンとクリント・イーストウッドとのやり取りが面白い。一応オチということになっている「実はシスター・サラは娼婦で、その娼婦がシスターを演じていた」という設定もないほうが面白かったような気がする。最後のアクションシーンも賑やかで、一応エンタメ映画としては不可欠なのかもしれないが、2人のロードムービーで、最後は申し訳程度にアクションいれとくくらいでよかったんじゃないだろうか?

<あらすじ>
メキシコ北部の荒地をいくホーガン(クリント・イーストウッド)は、3人の男に裸にされ、今にも犯されようかという女を助ける。彼女はサラ(シャーリー・マクレーン)と名乗り、姉が売春婦なので、その罪を償うために尼僧となったと言う。一方ホーガンは、メキシコの革命ゲリラに雇われている流れ者で、チワワという町に駐屯するフランス警備隊を撃滅する作戦に加勢し、成功報酬をもらうことになっていた。幸運なことに、サラはチワワの教会にいたことがあり現地の事情を知っていた。かくして、サラの協力のもとに、メキシコに駐屯し圧政をおこなっているフランス軍を撃破するためにホーガンはフランス軍が乗ってい来る列車爆破を企てる。
ところが2人が狭い列車の通る谷間に馬で乗り入れたとき、インディアンの襲撃をうけ、ホーガンは左肩に矢を射こまれ負傷する。左手の自由がきかないホーガンはサラの力をかりて架橋を爆破する。さらにサラは、フランス軍の駐屯する屋敷へ通じる地下道があることをホーガンに教える。実はフランス軍が駐屯している屋敷と、とある売春宿が地下の通路で繋がっており、そこから侵入できるというのだ。これを機会にサラが、実は売春婦だったことがわかってしまう。
かくしてホーガンは、レジスタンスと共にフランス軍駐屯地に侵入、これを殲滅する。

どこをどうみてもスターウォーズな西部劇であった。

by ssm2438 | 2011-10-09 12:59


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