監督:大林宣彦
脚本:葉村彰子
撮影:阪本善尚
音楽:松任谷正隆
出演:
薬師丸ひろ子 (三田村由香)
高柳良一 (関耕児)
長谷川真砂美 (高見沢みちる)
峰岸徹 (魔王子)
* * *
痛いぞ、峰岸徹・・・・。
薬師丸ひろ子のビジュアルの力はすごい。ガツンなインパクトである。
しかし・・・、映画はあまりにもクソ映画だった。。。。
<あらすじ>
第一学園高校の2年生・三田村由香(
薬師丸ひろ子)には不思議な力がそなわっていた。男友達の関耕児(
高柳良一)が剣道の試合で負けそうな時「負けないで」と心で思ってしまうと、耕児が勝ってしまう。トラックの前にでてしまった三輪車をひきもどしたりも出来る。それでだけでなく成績はいつも学年トップだった。そんな由香にライバル心をもやす有川。その有川がトップを目指し「栄光塾」に通い始まるとさらに嫌な性格になり始める。さらに高見沢みちる(
長谷川真砂美)が転向してきて、生徒会長に立候補、学園内を強権的管理体制で支配し始める。総ては「栄光塾」の指導者・京極=魔王子(
峰岸徹)の意図するものだった。耕児と共に栄光塾に乗り込んだ由香は魔王子とビカビカ対決をする・・・。
大林宣彦は特撮をつかわなければまともな映画を作るのだけどそうでない場合は悲惨な結果になる。この映画などはまるで学芸会レベルであり見るに耐えない。
映画とは関係ないが、
峰岸徹の名前をきくとついつい
岡田有希子を思い出してしまう。自殺した岡田有希子、その原因となった「Mさん」とはいったいだれなのか・・という話題でもちきりになり、当初マスコミはそれをM岸徹であるかのように報道していた。が、実際は、既に
松田聖子と結婚していた
神田M輝だったらしい。当時神田M輝の所属していた石原軍団がスキャンダル封じ込めのためにダミーとして立てたのがM岸徹だったというはなしである。
この岡田有希子は、すっごい頑張り屋さんだった。ビジュアルは特に好みというわけではないが、生き様は素敵だった。彼女の母親は芸能界入りするために「学年の成績が1番になること・中部統一模擬試験(現『新・中統テスト』)で上位5位以内に入ること・向陽高校に合格すること」の3つの要件を提示したが彼女は努力と根性でそれをクリアしてしまった。こういう人は愛してしまう。