原題:SWAMP SHARK
監督:グリフ・ファースト
脚本:チャールズ・ボロン
ジェニファー・イウェン
エリック・ミラー
撮影:ロレンツォ・セナトーレ
音楽:アンドリュー・モーガン・スミス
出演:クリスティ・スワンソン (レイチェル)
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『フライング・キラー』みたいに飛ぶのかと思ったら・・・。
ちっとも飛ばねーじゃん。もっとも、なんでこんなタイトルになったかのほうが不思議で、もう一つのタイトル
『キラー・シャーク/沼に潜む恐怖』のほうがぴったり来るでしょう。現代も『SWAMP SHARK』、まさに「沼のシャーク」です。
<あらすじ>
アメリカ南部の沼地。希少動物を密輸販売している悪徳保安官が今回密売しようとしてるのが巨大深海サメ。しかしこれが運搬中に横転、鮫を収納していたコンテナが落ちてしまい、鮫が逃げてしまう。普通は塩分濃度の問題もあり、淡水では生きていけないはずの鮫が沼地で生息し、つぎつぎに被害者がでていく。
ワニ園とそこに在るレストランを経営するレイチェル(
クリスティ・スワンソン)は、その被害を与えたのがそこのワニだという疑いをかけられる。レイチェルは巨大な背びれをみたことから、沼にサメが居ると主張。しかし保安官は聞く耳を持たない。かくしてレイチェルは仲間とともにサメ退治にむかうのであった。。
監督は
『U.M.A レイク・プラシッド3』の
グリフ・ファースト。どうも才能ありそうにありません。CGの使い方が下手で、どのシーンもかなしくなってしまいます。根本的にアホなところ、そのシーンにCG鮫をのっけて描くことだけ考えて、その前後のイフェクトがまったく無視されてるので「演出」として下手にみえてしまいます。最後鮫が陸に上がってばたばたやってるのなら、そこにいたるまでに水面に生じた波紋とか、地面の水の後とか、そういった地道な後始末をきちんとやってほしいものです。それができないなら、その部分を画面に入れない工夫をするか・・・。カット割りの段階で効率的に嘘をつくかということは考えてコンテがきれてないとこういったアホな画面しかつくれなくなる・・という見本のような映画。
主役は
クリスティ・スワンソン。
『屋根裏部屋の花たち』と
『デッドリー・フレンド』でときめいたのもつかぬま、それ以降はなんだかどれみてもダメ。この映画も全然萌える要素ありません。歳取ったらどんどん魅力がなくなった女優さんの一人です。残念・・・・。
『屋根裏部屋の花たち』のクリスティ・スワンソン↓