西澤 晋 の 映画日記

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2011年 11月 17日

偶然の旅行者(1988) ☆☆☆

f0009381_11325372.jpg原題:THE ACCIDENTAL TOURIST

監督:ローレンス・カスダン
脚本:ローレンス・カスダン/フランク・ガラチ
撮影:ジョン・ベイリー
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:
ウィリアム・ハート (メーコン・ラリー)
ジーナ・デイヴィス (犬の調教師・ミュリエル)
キャスリーン・ターナー (サラ・ラリー)

       *        *        *

アクシデンタリー・イントレスティング!

二人の女の間でゆれる大人の恋の物語。監督は『白いドレスの女』のローレンス・カスダン
『スターウォーズ』『レイダース』などの脚本で一躍有名になったローレンス・カスダンだが、実はけっこうな映画好きで、スピルバーグやルーカスの影響下を離れてからの映画というのは、実に映画っぽい映画を撮る人である。めちゃめちゃ燃えるものをつくるという印象はないのだか、実にまとまった映画をつくってくれるという印象だ。この映画は大人のロマンチック・ラブストーリーなのだが、妙に変なテイストながらついついほほえましくおもえてくる不思議な映画である。

ただ、この物語は先がみえなさすぎる。この映画を観た時は私は、この映画に関してまったく予備知識を盛ってなかった状態だったので、何がどこに行くのかわからない。冒頭は息子を失った夫婦という傷心したテイストからはじまり、そこに主人公の書く旅行ガイドブックの無機質なセリフがかぶるとしっぽりとして良い。しかし、そこに突然変なキャラのジーナ・デイヴィス出現。やりすぎジーナ・デイヴィスの演技も、どこまでが本意でどこからがジェスチャーなのかよくわからない。キャスリーン・ターナーとジーナ・デーイヴィス、どちらに感情移入していいのかもよくわからない。そんな状態で最後まで引っ張られるのだけど、それが良いのか悪いのか・・・。結果に興味をもつというよりも、ただただ心の宙吊り状態が今ひとつ感情移入を阻んでしまった感はいなめない。個人的には、もうちょっとジーナ・デイヴィスを普通に描いてくれたらよかったのに・・と思う。そしたらこの映画は☆がひとつふえたのだけどなあ・・・。ちともったいない。

主演は、『白いドレスの女』に引き続き、ウィリアム・ハートとキャスリーン・ターナー。そこに大柄でも彼女が演じると妙にかわいい女になってしまうというジーナ・デイヴィス。最初みたときは、「あれ、変なキャラ・・」くらいの感想だったのだが、映画の終わる頃にはとっても愛せるキャラになってました。こういうなのがジーナ・デイヴィスの魅力なのだろう。それは先にあげた『ロングキス・グッドナイト』でも同じなのだけど、普通の主婦をやってるときにかわいらしさこそが彼女の魅力なのだろうと思った。しかし、この映画を解雇しながらこの文章をかいていると、『ロングキス・グッドナイト』の主人公も、案外キャスリーン・ターナーでも良かったかもって思えてきてしまう(笑)。

<あらすじ>
ビジネスマン向けの旅行ガイドブックのライター、メーコン・ラリー(ウィリアム・ハート)は、長旅から帰宅すると妻のサラ(キャスリーン・ターナー)から別居の意思をつげられる。几帳面な彼だが初めての家事に大苦戦。仕事から帰ってきてもうちには誰もいない。そんな彼にさらに不幸は続く。足を骨折し、しばらく祖父母の家に身を置くことになる。気兼ねする勝手しらない他人の家で、さらに彼をいらつかせるのは、辺りかまわず吠え散らし、誰にでも噛みつく愛犬エドワード。「この犬をなんとか黙らせなければ・・」と犬の調教師におねがいすることになる。その犬の調教師がミュリエル(ジーナ・デイヴィス)。
彼女はなにかと変なのである。しかしその変ななかにも魅力を感じ始めたメーjコンは、次第に彼女に惹かれていく。しかしサラから連絡があり、ミュリエルに惹かれながらもサラとヨリを戻すことになったメーコン。しばしの冷却期間のおかげか二人の仲は良くなっていたが、パリに仕事に向かったメーコンを急襲するミュリエル。さらにそこで病気になった彼のもとにサラも駆けつける。かくしてメーコンをはさんで二人の女が同じ場所ではちあわせしまった・・・。

by ssm2438 | 2011-11-17 11:33


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