西澤 晋 の 映画日記

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2011年 11月 21日

ウィズダム/夢のかけら(1986) ☆

f0009381_10493841.jpg原題:WISDOM

監督:エミリオ・エステヴェス
脚本:エミリオ・エステヴェス
撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:ダニー・エルフマン

出演:
エミリオ・エステヴェス (ジョン・ウィズダム)
デミ・ムーア (ジョンの恋人カレン)

       *        *        *

当時「ブラットパック」と呼ばれる若手俳優たちの総称があった。おもに『セントエルモス・ファイヤー』『ブレックファスト・クラブ』『アウトサイダー』に出演した役者さんたちのことだが、彼らがグループをなして行動していたというわけではない。しかし、この若手俳優の何人かを組み合わせてつくられる青春映画はかなりあり「ブラットパックムービー」と呼ばれていた。そのなかの1本だと考えてよい作品。ただ、この映画の特出すべき点は、監督をエミリオ・エステヴェス自身でやっているということ。当時23歳だった。

・・・ただ、申し訳ないが話は全然面白くない。
しかし、当時の風潮から「それほどわるくないんじゃない?」というような雰囲気はあったが、実際このあと彼に監督の仕事をふることはあまりなかったのだから、やっぱりつまらなかったのだろう。今からおもうと、「あいつなんだか監督やってみたい、とかいってるみたいだし、今なら話題もとれそうだしやらせてみるか・・」みたいなノリだったのかもしれない。

基本コンセプトは『俺たちに明日はない』『明日に向かって撃て』をもうすこし青臭いダメ人間の青春物にアレンジした映画という印象だ。個人的にはこの主人公の甲斐性なさぶりが大嫌いで、どうにも主人公に感情移入ができないまま終わってしまった。・・・しかし、作ってるエミリオ・エステヴェスは、この話が面白いと本人はおもったのだろうか? エミリオにしてみれば、“散々わがままをやらせてもらったが、自分の才能はこの程度なのか”・・と現実を見せられただけだったんじゃないだろうか・・・。

たてまえだけで「監督やりたい」といきがっていても、いざやらせてみると、本人も何がやりたいのかわからず、こんなものしか出来ませんでした・・という実によくあるケースでした。

<あらすじ>
若気のいたりで起こした車泥棒の前歴のある23歳の若者ジョン・ウイズダム(エミリオ・エステヴェス)は、どこにいっても仕事をもらえない。もらえたとしてもすぐに別の人が現れると首になってしまう。自暴自棄になったジョンは、またしても不満のはけ口としてと銀行強盗を実行する。ただ根は善良な部分があり、金を強奪すると同時に、人々が銀行からお金を借りているその負債証明証も廃棄してしまう。表でまつ恋人のカレン(デミ・ムーア)の車で逃亡するジョン。こんなことになるとは思ってなかったカレンは、行きがかり上共犯者になってしまう。
一方ジョンの犯行は、銀行に多額の借金を抱えている人からは支持され、義賊のようにあつかわれはじめる。最初は彼の行動を非難するカレンだったが次第に協力するようになる。調子にのって英雄気取りで銀行強盗をくりかえすジョンとカレン。しかし追われるなかで、銃を向けられ気が動転したカレンは相手を撃ってしまう。
ついに人殺しの犯人として警察におわれる身になる2人。追いつめられ、もはや逃げのびる手だてはなくなり、カレンは狙撃手の弾に倒れた。警官隊の前に現れるジョンに一斉射撃の砲火が浴びせられる・・・。


エミリオ・エステヴェスの「エステヴェス」という名は母方の名前らしいが、父はマーティン・シーン、弟はチャーリー・シーンである。今回の相手役のデミー・ムーアは『セントエルモス・ファイヤー』で一緒に仕事をしたひとり。当時このふたりは恋人同士だった。

by ssm2438 | 2011-11-21 10:52


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