西澤 晋 の 映画日記

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2012年 01月 01日

恋人たちは濡れた (1973) ☆

f0009381_16141889.jpg監督:神代辰巳
脚本:神代辰巳/鴨田好史
撮影:姫田真佐久
編集:井上治
音楽:大江徹

出演:
大江徹 (克)
中川梨絵 (洋子)
絵沢萠子 (よしえ)
薊千露 (幸子)

       *        *        *

若者たちはしらけた・・・。

全共闘世代の成れの果て、生産性の無い青春を描いた神代辰巳(くましろたつみ)の監督作品。日活ロマンポルノの『一条さゆり 濡れた欲情』あたりですこしはメジャーになり、その次の撮ったのはこの作品。
学生運動次代に名残があるひとならすこしは感化されるのかもしれないが、私はその世代ではないのでまったく感情移入するところがないというありさま。無理して「いい映画」だという気にもなれない。

<あらすじ>
5年振りに故郷の漁港町に帰ってきた克(大江徹)は昭和館という映画館のフィルム運びとしてはたきはじめた。昭和館の女主人よしえ(絵沢萠子)は、克の過去に興味を持ちはじめる。
ある日克は、同級生・三浦と岡田に会ったが「自分は克ではない」と言い張り二人に叩きのめされてしまった。そんな克の人生を捨ててしまったような態度に興味を覚えた同級生の光夫と彼のガール・フレンドの洋子(中川梨絵)は、克の母親を連れて来て、対面させた。克は「母親ではない!」と突き放す。
やがて自分の過去を洋子に告白する克。それは東京で起こしてきた殺人のことだった。20万円で人をころしたという。信じかねる洋子。自転車にのってちゃらちゃらしてる克はある男に刺され、そのまま海に沈んでいく。

劇中では説明されていないが、おそらく克の人生は全共闘運動に参加していたのだろう。しかし、時代はその価値観を否定した。浅間山荘事件などでは、彼らは時代のヒーローではなくただの糞赤軍派でしかなかった。結果として自分が信じていたものがなくなった・・・、そんな時代を通り抜けてきた人なのだろう。
でも、まったく面白くも糞もない・・・。

by ssm2438 | 2012-01-01 01:14


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