西澤 晋 の 映画日記

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2012年 01月 07日

リストラ凌辱銀行・キャリアへの復讐(2000) ☆☆☆

f0009381_12272285.jpg監督:坂本太
製作:海津昭彦
企画:望月健二
脚本:佐々木乃武良
撮影:佐藤文男

出演:井上尚子(麻木真由子)

       *        *        *

ゲテモノのなかに咲いた一輪の花。

数あるザコビデオのなかに何か良いものはないかとあさっていたらヒットしました(笑)。話は、リストラされたサ銀行員が、その判断を下した女性上司への復讐するというもので、その話自体はよくある話です。ジャンル的に成人映画のOVAで、アダルトビデオと違って、“H”をしているものではなく、全部芝居です。
しかし、その芝居が余りにしっかりしているのでみていて心地が良いのです。

そもそも、映画というのは嘘で本物を感じさせるものを作るものです。たとえば、映画の主役の人が、適役を殴るカットがあるします。しかし、主役の人は適役の人をほんとに殴っているわけではありません。もし、その撮影中に、間違ってその拳が相手の肌をかすめようものなら、それは人権問題として大問題になります。彼らはそれを芝居としてやるのが仕事で、決して実際に殴っている事実があってはいけないのです。そしてプロの役者なら実際に殴らなくても、出来上がったものでは、実際になぐっているようにみせられるのが当たり前なのです。

f0009381_1239884.jpgそしてこの主役の井上尚子さんの芝居が圧倒的に素敵です。撮影がスゴイ!とか、シナリオが良いとかには敏感は私ですが、芝居が良い!っていうので感動したのは久しぶり。
彼女は、どっちかというとおっとり系の顔で、実は写真集をもっているのですが、それほどカメラ映えする人だとは思ってなかったのです。さらにキャルアウーマン的なのはあまり似合わないようなきもしてたのですが、コレ見る限り、バリバリのキャリアウーマンのきびきびした仕草をきちんと演じてます。顔も、メイクのちからで、おっとり顔がきりり顔に変身。
バスとはかなり大きく、プロポーションも素晴らしい。ただ重力にまけているのがちょっと悲しい。でも外見からは考えられないくらいなにからなにまで真剣そのもの。“H”シーンでの芝居がすごくしっかり出来てる。人工的な物語の展開に、彼女の芝居がリアリティを与えている。物語の作りはかなり大雑把な話なのですが、どんなシーンでも真剣に演じてしまう彼女の潔さにスタッフもキャストも引きずられたような空気感。
ひさびさにまじめの取り組まれた“H”ものOVAというのを見たという想いがしました。すばらしい!!

<あらすじ>
菱友銀行の麻木真由子(井上尚子)は、上司の杉山と不倫関係を結び、着実に地位を固め、新しいプロジェクトの指導的立場を手に入れた。菱友銀行は、多額の不良債権を抱えてた東西銀行吸収合併し、ITバンクとして立ち上げるようとしていたのだ。そのためには、大幅にリストラする必要があった。東西銀行に乗り込んだ真由子と杉山は、辣腕を振るって続々と中堅行員たちに引導を渡していく。
ITバンクへの改装に向けて、連日ハードな業務をこなす真由子。しかし、彼女は常に何者かの視線を感じていた。リニューアルされた東西銀行の開店当日がやってきた。その朝、なぜかコンピューターの梱包が届けられる。その中には全裸のままビニールに包まれ失神した窓口係の仁美(南あみ)がいた。
その事件は真由子に振りかかる忌まわしい復讐の予告に過ぎなかった…。

たまに、こういうの見つけると嬉しいものです。
普通にみたら☆ふたつが妥当でしょうが、井上尚子が素晴らしかったので☆一つおまけしました。

by ssm2438 | 2012-01-07 12:28


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